アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

進んでいるのか分からない

前回の日記を見返したら、10日前だった。

まだ10日しか経っていない。

 

私の決意はさっそく揺らぎまくっている。

 

こういう時に交友関係が狭いとダメなのだ。

寂しさを分散させてくれる相手が少ない。

 

実はまた彼と個人的なやり取りが復活してしまった。

 

一度ペッチャンコになった私は、前回の想いを胸に「好き」を捨てたつもりでいた。

 

もう好きじゃなくて良いんだ!という発見は光明であり、サッパリした前向きな気持ちをくれた。

 

1日好きなことをして、立ち直って真っ新な気持ちで彼に向き合おうと思ったが、当たり前だが彼は変わっていない。

 

別なツールで連絡がきて、リセットされたつもりでいた私は「恋愛感情がなくなってもあなたが好きだから、新しい関係になりたい」と伝えた。

 

少し色恋から離れた、今まで通りの関係…にはなれなかった。

 

互いに疑心暗鬼が募り、何となく距離を掴みかねるギクシャクした感じ。

 

恋愛感情は置いていくと決めたから、彼女の話をされても傷付かないと決めたのに、決めたからって気持ちが機械みたいに切り替わるわけじゃない。

 

寂しい。

 

私も彼も、元は人と向き合えない性格なのだ。

 

良きように流され、良きところで断ち切り、不快でなければある程度は我慢できる。

 

相手が何を考え、どうしたいのか、伺い伺われ

 

拒絶し縋りを繰り返し

傷付き傷付けられながらまだ繋がっている。

 

会いたいとは言っていない。

それだけがまだ救いなのだが、それもいつまで持つか自信がない。

 

やりたいようにやってみようと開き直ってみても、彼女ともっと広い部屋に引っ越す彼の未来は彼女の元にあって

 

今もきっと同じ部屋で同じ布団で彼女と眠っていて

 

彼は私の為に時間を作ったりしない。

 

何も手に入らないこの状況で、私は時間も体力も気力も磨耗しながら、彼の何を恋しく思うのだろうか。

 

私を恋しいと言ってくれていた時間だろうか

 

彼が私に傾倒していく期間の興奮だろうか

 

彼がくれたのは、恋愛の高揚と胸が潰れそうな傷心と、心が麻痺していく感覚の恐怖

 

自分が周りに愛されながら生きて来た実感

 

理屈や条件でなく人を好きになること

 

でも、それが一方通行で終わる事があるということ。

 

早くはこの恋が死んでくれれば良いのにと思うのに、私は死にゆく愛しさを手放せずにいる。

 

執着なのか、恋なのかももう分からない。

 

あの頃の彼が言うように「これが運命なら」きっとこうなる、と賭けてきた自分との賭けは全部負けた。

 

コレは運命の恋でもなければ、彼は私を愛してもいない。

 

生理が終われば

春が来れば

彼が目の前からいなくなれば

 

そうしたら落ち着く

そしたら忘れられるのに

 

別なコミュニティを作れば

新しい出会いがあれば

友達に会えば

家族に会えば

 

どうしたから彼が頭から離れるのか分からない。

 

彼の頭の中に私がいるのかは分からない。

 

どうしたら良いのか分からない。

 

いっそとどめを刺してくれたら良いのにと思いながら、どうかまだ繋がっていて欲しいと願ってしまう。

 

今日で終わり、今回で終わり、コレで終わりと、何回自分に言い訳をするんだろう。

 

早く春が来れば良いのに。

 

早く時間が経てば良いのに。

 

もう寝なくちゃと思いながら2時間が過ぎた。

明日も仕事なのに…。

 

2月は毎日こんな感じだ。

 

もうくたびれた。

早くお花見がしたい。

浮気相手を強制終了する

今までの日記を見返すと、自分が何とかこの感情に抗おうとしている2ヶ月あまりの葛藤が見られて「頑張ったねぇ…」という気持ちでいっぱいである。

 

今回は本当に周りの人たちに支えられて、このしょうもない日々から一歩進めた気がする。

 

初めて自分のプライドや世間の目や、倫理観罪悪感を投げ打って「好き」を優先したい人に会えた。

 

実らなかったし、実ったら終わりな恋だったのだと思うのだが、人を好きになるとはこう言う事なのだと身をもって体験できた。

 

こんな思いはやっぱり若い内にしておくべきなのだと心底思う。

 

オーナーは泣きながらフラれた話をする私を抱きしめて「頑張ったね偉いね」と言ってくれた

 

その後現実の話もされた

 

姉には最初からグサグサと容赦なく現実的な話をされた。やっぱりいつも頼る先は姉なのだ。

 

友人達も、冷静な意見をくれるが「大崎がしたいようにしたら良い。でも今回は『骨は拾ってやる』じゃ済まなそうだから、本当は行って欲しくない」と言ってくれた。

 

彼に愛を注いで注いで、全部すり抜けていって、カラカラになった私には、いつも周りの人たちがまた愛を注いでくれる。

 

「彼の気持ちはもう決まってるんだから、後は大崎ちゃんが決めるだけなんだよ」と言ってくれた。

 

今まで、私は決められなかった。

彼から離れてくれないか

私は好きだから離れられない

察してくれないか

忘れてくれないかと願っていたが、私から離れて良いのだ。

 

私から止めて良いのだ。

プロポーズが失敗した時から、彼の方はもう決まっている。

 

後は私がどうするかしか、この関係にはなかった。

 

あぁ、もう好きじゃなくなって良いのかと、何だか憑き物が落ちたようで、沢山の約束をキャンセルして個人的な連絡ツールを絶った。

 

あぁ、もうLINEの通知を見て「彼じゃありませんように」と願う事もない。

 

彼女との写真を見て「この人の好きはウソだから、分かってるから大丈夫」と言い聞かせることもない。

 

その度に傷ついていたはずなのに、好きだから、それで良いと判断したのは自分だから、と誤魔化していた。

 

私のことを大切にしてくれる人が沢山いるのに、私はまた自分を大切にしなかった。

 

本当は、報われなくても良いから彼に気付いて欲しかった。

 

私が彼を想っている気持ちも、彼女が彼を想う気持ちも、家庭環境が良くなくても、どこかで親兄弟、出会ってきた人たちが少しでも彼を想っているという事実を知って欲しかった。

 

彼の本当の状況は知らない。

彼も「恵まれてると思われるかも知れないけど、他人から見るのと本人の感じることは違う」と言っていた。

 

私にとっては贅沢な状況も、彼にとっては違うのかも知れない。

 

私は愛されて育ったから、周りの人に愛されたから愛を受け止めることを知っているし、返すことも知っている。

 

それが幸せだと感じる。

 

私が勝手に彼は不幸なのかと思っているだけなのかも知れない。

 

余計な哀れみ、余計な心配、傲慢な考えなのかも知れない。

 

でも、私が彼を愛しく想う気持ちと、彼が私を好きだと言う重みは全く違うことだけは分かる。

 

空しかった。

 

知ってほしいことそのものが、贅沢だったのかも知れない。

 

返してくれなくて良いから、自分は愛されてるんだと、欠片だけでも知って欲しかった。

 

ある友人は「人が自分を分かってくれるとも思わないし、分かって欲しいとも思わない」と言っていたが

 

その子の愛を私は感じることができる。

その子だって、私のヘルプを敏感に感じ取って引っ張り上げてくれる。

 

それは、分かってるってことじゃないの?

 

あなたの愛に助けられているよ、と、沢山伝えたけど伝わっただろうか。

 

今、胸が潰れそうで寝ても寝ても気持ちがくたびれて立ち直れない。

 

けど、きっと大丈夫なのだ。

私はたくさんの人に愛されてることを知っている。

アラサー、ちょっと浮気相手をした

こないだの記事の後日談である。

アレから私は、しばし彼の浮気相手であった。

 

あの後、私は自分のエゴが我慢できずに彼にその話をした。

 

私がどんな人間なのか、どういうつもりでああ言ったのかを知ってほしくなった。

 

私はまだ彼がどんな人なのか知りたかったし、知って欲しくなった。

 

キスをして手を繋いで帰った。

 

おかしい。

なぜ今キスをした。

プロポーズを断られて、男女の関係にはなれないが繋がっていたいと合意したはずだ。

 

アレ…?と思っていたが、私はまだ好きなのだ。

 

求められれば嬉しいし、甘えて良い触れて良いと言われれば寄って行ってしまう。

 

しばらくの間はちょっとずつ時間を見つけて、何度も頬を寄せ合って、何度もキスをした。

抱きしめて欲しいと言い合って、互いの匂いがマフラーに残るまで触れ合った。

離れ難くて「恋しい」と言い合った。

 

だが、環境が変わり距離が生じた。

 

ほぼLINEだけのやり取りになり、離れた分メッセージは増えるのだが、違和感が比例して増していく。

 

彼の言葉が甘くなるにつれ、それに伴わない私の為に使われる時間に気付く。

 

ほぼメッセージを打ってる間だけだ、私のための時間は。

 

彼女と私を天秤にかけて彼女を取ると言われた身、2人の関係を変えてやろうとも私に振り向かせようとも思っていなかった。

 

なので、彼女に怪しまれる行動は極力慎みたいという彼の思いは最優先で構わない。

 

しかし、自ら選んだ都合の良い女ルートではあるが、曲がりなりにも好きだ好きだ言うならお前ちょっとは自分の時間割いて私にくれても良いんじゃないの?!と若干イラついていたのは確かだ。

 

いやお前その予定はええやん!とか、何でそこでチラッと私に会うとか考えらんないのかね!?とか

 

イライラした笑

 

何だかメル友みたいなモンになり下がってる気がするな〜と思いつつ、2週間ほど顔を合わせていないので想いは募る。

 

今まで毎日一緒にいたのに、隣にいない寂しさを互いに味わい続け、好きだ好きだと言い合うことばかりが増え、モヤモヤがピークに達していた。

 

会いたい、会いたいを繰り返して、遂に久しぶりに顔を合わせたのだが、私も彼もなにぶん人見知りのコミュ障だった。

 

しばらく会わない間にスッカリ距離ができていて、久しぶりの再会は悲しい記憶ばかり上塗りされて終わってしまった。

 

手を繋ぎたくて触れるのだが、握り返されない。

相手が触ってくれるのだが、気恥ずかくて拒否してしまう。

 

どうしたら良いのか分からなくて、何だか距離ばかり感じて、もう終わりなんだなと肌で感じた。

 

そしていつものブロック削除ルートにたどり着く。

 

決定的に傷付いた出来事は、ネタにも出来ないので私の胸にしまっておく。

 

その事について彼と話す気にもなれず、この不毛な恋を延命してしまったのは自分だと言い聞かせて、私の初恋は終わったのだ。

 

と思うが、終わったのだろうか。

分からない。

 

察し切れないから話してくれと彼は言う。

私はどこまで甘えたら良いのか分からない。

 

傷付いたよ、嫌だったよ、会いたいよと、言って良いのか分からない。

 

だって都合の良い女でいようと、自分で決めたのだ。

 

都合の良い女って難しい。

アラサープロポーズをする

玉砕したのだが、私は人生で初めて人に結婚を迫ってみた。

もちろんお察しな人物へなのだが、冷静になった今ふり返れば、何とも攻撃的なプロポーズであった。

 

いや、本当に神に誓って、マジメにそうなったら全力でこの人と生きて行こうと思ったのだが「ムリだろうな」とドコかで分かっていた。

 

私はセフレ君やら元彼やらなんやら、ロクな恋愛をしていない。

ちゃんと誰かに愛し愛され好いて好かれたことが、多分ない。

こんな風に人を好きになったことがなかったし、きちんと好意を受け入れたこともない。

 

正直、あまり男性に大切にされるような人物ではないと思っているし、自分はエゴの人間なので大事にしてあげることも出来ないと思っている。

 

この思考がいけないのだとは分かっているのだが、まともに恋愛経験がない人間なんてこんなモンだろう。

 

むしろ、まともに恋愛している人達だってこんなに考えてんのか?とも思ってしまう。

 

だが、もう30も目前。

浮気相手も2番手も嫌だった。

そんな風に扱われるなら、一時的な感情の高ぶりで半端なことはしないで欲しいと思ってしまった。

 

と、いうことで「私を選ぶなら結婚してくれ」と迫った次第である。

こんな事を言われて「よし!じゃあ結婚しよう!」となる男性は一体どれくらいいるのだろうか笑

 

私なりの人生を賭けた好きな人への拒絶だったのではないだろうかと、今になって思う。

断られるのはどこかで分かっていたが、結婚とまではいかなくても受け入れられる可能性は捨てきれていなかったし、彼と疎遠になって友達でもなくなってしまって、全く関係のない人生を送る覚悟も出来ていなかった。

 

いつもの私なら「はい!終わり!」とブロックして終わりなのに、どうにも切ることができず、ちゃんと友達をしようなどと言ってしまう始末である。

 

それも初めての経験である。

相手が憎らしくない。

ダメな人だな、とも思うのだが、不思議と嫌ではない。 

そんなに惚れてしまったのか?と自問するが、何だかもっと、次元が別な話のような、

変な感覚だ。

 

初めはタイプではなかった。

男として見ていなかった人を好きになるのも不思議な感覚だった。

彼が私をどう思っているかは分からないが、私は何だか彼に関することは他人事とは思えない。

 

 幸せになって欲しいなと思う。

ラクな方に流れていくのが幸せなのかも知れないし、根無し草でいるのが幸せなのかも知れない。 

自分のことを好きそうな女の子にちょっかいかけながらも、長年連れ添った彼女と一緒にいるのが幸せなのかも知れない。

 

私は2番手として彼を満足させてあげることは、私自身が可哀想なので出来ないのだが、彼にも心穏やかに自分を大切にして生きて欲しい。

そして、出来ればそれは誰かを傷つけるものではないと良いなと思う。

無責任で甘ったれで図々しいくせに、人に攻められたり悲しませたりする記憶は残るのだ。

それを苦しいと思うなら、 もっと自分を大切にしてほしいと思う。

やさぐれないで、自分を大切にしてくれる人を探してほしいと思う。

 

『そんな奴はいつだってどこぞの女を引っかけてのらくらと楽しく生きて行くんだ』とみんな言う。

それはそうなのかも知れないし、きっとそうなのだろうけど、惚れた弱みなのか何なのか、私は彼の可哀想なところが愛しいから、それを癒してくれる人がいつも傍にいてくれると良いなと願って止まない。

 

それが自分だと良いなと思ったが、本心ではそれをしてあげ切れる自信がなかった。

絶対に、月日を経れば私のエゴが出る。

今は良いかも知れないが、私も大概自己中心的な人間なのだ。

きっと、生涯かけて彼を甘やかし切ることは出来ない。

だからメチャクチャなプロポーズをしたんだろうなと、今振り返る。 

 

「あなたを幸せにするのは私だ」と言った。

でも、私は彼が何が好きで何が嫌いで、何に幸福を覚えるのかを知らない。 

私が彼を愛しいと思う気持ちだけで、彼を幸せにできると驕った。

とんでもないエゴを懺悔したいが、一体それに何の意味があるのかは分からない。 

 

彼は私に謝ったし、私はきっと傷ついた顔をした。

実際にガッカリはしたのだが、何だかズルいことをした気がしてならないのは自分の気持ちやしたことを正当化しようとしているだけなんだろうか。 

 

「お互いのことを何も知らない」「けれど好きだ」と彼は言う。

確かにそうなのだ。 

何も知らない、けれど好きなのだ。 

私は彼について知りたくなかった。 

片想いで良かったから、何も知りたくなかった。

期間限定で良かったから、何も知らなくて良いと思ったのだ。

今までの雑な恋愛と何も変わらない。

 

彼と話がしたいな、と今は思う。

私の話も聞いて欲しいな、と思う。

何が好きで、何を考えていて、どんな経験をしてきて、どうしてそう思うのか、沢山知りたい。

 

そこから私たちの関係がどうなるかは知らない。

どうなりたいかも無い。

彼に対する欲がスッカリ抜け落ちてしまって、ただ穏やかに繋がっていたいなと思う。

彼の幸福を願う人でありたいなと思う。

このまま彼とは疎遠になっていくのかも知れないし、私が思っているよりずっとクズでどうしようもないのかも知れない。

でも、今はどうでも良い。

どうにかなるだろう。

傷つく覚悟がないやつが人を傷つける

一つ宣言しておくが、ヤってない。

安心してほしい。ヤってないしキスもしてない。

 

ただひたすら話をしてきただけだ。

でもやっぱり、好き好き!だけじゃなくてコミュニケーションて大事だなと思った。

 

好き好きMAXを越えると、どんなに100%好きだった相手でも冷静に人となりが見える。

 

そして、これ以上知ったら嫌いになってしまうかも知れないという予想は当たってしまった。

 

私は自分がすることに責任が持てない奴が大嫌いだ。

 

1つの行動、ひとつの言葉が外部に与える影響を分かってないやつは特に嫌いだ。

 

存在するだけで誰かに何かしらの感情をわかせる恐れがあるものだから、極力周りを見なければならない。

 

見た上で、その人をどう扱うか

どこまで大事にするかを選んで

 

粗雑に扱うでも大切にするでもすれば良い。

 

そこに自分の判断と責任が伴っている自覚があるなら、私はその人の判断したことと実行したことに文句はない。

 

「あぁ、貴方にとってこの人って、私って、そういうものなのね」と納得できる。

 

彼の場合は、判断の全てが自分だ。

それでも別に構わないのだが、その自覚がないことが気に喰わない。

 

自分がクソ野郎だ

 

と自負はしていても、やっている事に責任が伴っていないことを自覚していない。

 

清々しくクソ野郎なら構わないのだが

そこに「人からどう見られるか」という自意識が介在しているのに気付いていないのも気に喰わない。

 

あなたが今私を喜ばせようとしてやっていること、言ってることは、美味しいトコどりしようとする自分のことしか考えておらず

 

私も彼女も粗末に扱っていることに気付いていない。

 

失いたくないから、決定的なことをするのは怖い。

 

でも美味しい思いはしたいから、中途半端に手を伸ばす。

 

リスクを犯せない人間を私は信用しない。

 

自分のストレスから逃れるためなら、私を傷つけっぱなしにしても良いし、彼女を裏切りっぱなしにしても良い。

 

でも好かれたい、かっこ悪い思いはしたくない、でもストレスは感じたくない、何となく自分への好感度がある内は甘えても大丈夫だろう

 

という、甘え

やっぱり、私は甘えん坊嫌いなのだ。

 

自分の自意識の度合いをいい年して分からないような奴を、いつまでも好きでなんていられない。

 

時間のムダだ。

 

幸いなことに、もう少しで距離が取れる。

私か彼に対して犯して良いと思っていたリスクと、彼が私に対して負うリスクは全くバランスが取れていない。

 

このまま、友達として疎遠になっていってくれ。

 

そして彼女と自分の時間を浪費し続けてくれ。

 

付き合いきれん。

vsコンジローマ ①

もう良い年して悪さをするとこうなるという典型例である。

 

HNのブログでもやっぱり(性病にかかったとか恥ずかしくて言えんなぁ)と思っていたが、色々検索してみても闘病記的なものが見当たらないので、せっかくだし書こうじゃないか、新年だし!と思い至った。

 

さて、私が自身の性器の異変に気付いたのは11月半ば。

 

なんだか硬い、小さなできものが出来ている。

まぁその内消えるだろうと思って放置していたら、1週間ほどしてその場所を触ってみると増えている。

 

ニキビよりも小さく硬いできものだったので、私の経験則からは1週間程度で消えている予測だった。

 

しかし、増えている…

 

場所が場所なのもあるし、ピルを飲んだ記憶も強かったのでドキドキしながらネットで性病を調べる。

 

よしながふみの大奥で、レイプされて梅毒を移され、グチャグチャになって亡くなった描写があったせいで梅毒メッチャ怖いと震えながら調べた。

 

できものの感じと、思い当たるセックスの日にちから発症する期間を照らし合わせると、尖圭コンジローマが1番近い。

 

死に至るものではないとは言え、つい3年ほど前までは性病の危機とは全く無縁だった私のデリケートゾーンがこんなことになってしまうなんて…!

 

と、箱入り娘を何処の馬の骨とも分からぬ輩に傷つけられた親のような気持ちになりつつ(危機に晒したのは自分なのだが)同時に嫌な予感も過ぎる。

 

エイズとかになってたらどうしよう…。

 

実際性病にかかったと言うことは、まだ気付いていないだけでそういう危険をはらんでいる。

 

可能性は0ではない。

 

あらゆるサイトで照らし合わせたエイズに感染した場合の状態とは外れているとは言え、0じゃない。

 

正直、こんな不安に苛まれるなんて全く予想していなかった。

 

妊娠しなかった、セーフでは終わらない。

なんでキチンと避妊しなかったんだと責めたところで、全く危機感がなかったとしか言い訳ができない。

 

30でこんなダサい思いをすることになろうとは…とガッカリしつつ、とりあえず行きつけの婦人科に向かう。

 

電気メスで取るか、ベセルナクリームという薬で治すかどうする?とお医者さんに聞かれる。

 

電気メスは1万円程度で、1日で終わるが菌が奥まで残っていると再発をするとのこと。

 

クリームは完治まで大体3〜4ヶ月かかる。

感染している皮膚を壊死させる作用があり、奥までいる菌を殺すことができる。

しかし、そういった作用がある薬なので、1日起き、6〜10時間置いて、必ず石鹸で洗い流さなければならない。

 

放置してしまうとドンドン薬が浸透して痛くなるらしい。怖い。

 

その日は手持ちの関係で、とりあえず薬で治療を始めてみることになった。

 

まずは2週間。

1日置きに寝る前に薬を幹部に塗り、朝起きたらシャワーで洗い流す。

 

正直、クソ面倒くさい…。

 

だがいつまでもコンジローマを放置していると、ガンの可能性も出てくるらしい。

 

何より皮膚が変形していくのが怖い…。

そしてセックスできないのも辛い…。

あと人に言いづらい…。

薬を塗る日は友達と泊まりで会ったりもしたくないし…。不便でしかない。

 

でも、メスで手っ取り早く取っても再発の可能性があるし、薬で根気強く治すのが良い気がしている。

 

さて、2週間塗り続け、何となく小さくなったかも!

内側に散布していたコンジローマのなりかけみたいなのも消えてきたかも!と、先生と喜んでいたのだが

 

この年末年始も塗り続け、どれくらい改善してるかな〜♬とウキウキしながら病院に行ったら

 

今までできていなかった膣口のそばや、見落としていた奥まった部分がひどく繁殖しており、ガッカリな結果になってしまった。

 

やはり3.4ヶ月は見ようと、気長にやっていくことを念押しされ、治療は約2ヶ月目に突入した。

 

このベセルナクリームが中々お高いのである。

4週間分12包で大体4600円…

 

うう…この4600円があれば1回飲みに行っておつりがくる…

 

まぁ、無駄に前向きなことを言えば、コンジローマを抱えているおかげで誰ともセックスできない。今好きな人とまかり間違ってうっかりセフレとかになる心配もない!

 

この年で性病にかかったことで、自分のお金で何とか治療できる。

 

良かった!学生の頃じゃなくて!

親に言えないもんね!

 

と、空元気を出しては見るが、やはりヘコむものはヘコむ…。

 

ちなみにビビり倒して他の性病も検査したが、セーフだった。これだけは良かった。メッチャ怖いし、知らない間に誰かに移したりしたくないし。

 

というより、もう変な好奇心を出すのはやめよう。30だし…と、身につまされて思った病気だった。

 

とほほ…

 

またどこかで途中経過を書いていこうと思う。

経験値ドン底の喪女たちの何かの参考になれば、私のデリケートゾーンも報われるというものだ。

 

嫌いになりたくないから知りたくない

『彼女の存在を感じたくないから、想い人のプライベートを知りたくない』というのが、彼のことを知りたくない理由の大きな部分を占めていた。

 

この間までは。

 

もちろん今もそう思っているし、2人の生活を感じ取れるようなことを聞かされると胸が痛む。

 

しかし、物理的に距離が置ける状況になって少し経ち

 

彼の人となりを振り返った時に「あ、こういうところ好きじゃないかも」と冷静になり始める。

 

毎日近距離で会って、毎日飽きもせず延々話しをして

 

好きだなと思う感情が怒涛に押し寄せて冷静な目で見る暇がなかった。

 

物理的な距離の近さは本当に判断力が鈍る。

 

彼の一挙手一投足がイベントのようで、慣れない恋心に浮かれていたのもあるだろう。

 

だが、2日3日と彼の情報が更新されない間に、今まで貯まっていた彼とのやり取りや自分の気持ちを振り返ると

 

私が好きな私でいられたか?という自問には「ビミョーにダメかも」という答えが出た。

 

やはりどこかで彼に気に入られる為に振る舞い、自分の倫理観や立ち位置などを見失っている自分がそこにいる。

 

かっこ悪いぞ、と発破をかけたくなるような自分だ。

 

この恋をジワジワ衰弱させていくのだと決めているのだが、自らの手で殺してしまうのは悲しいものがある。

 

私にもっと気力があれば頑張るのかも知れないが、手に入らないであろうものや、手に入れた時に失望することが分かりきっているモノを追い続ける元気はない。

 

私はこの人の何が好きなんだろう

 

好きなんだけど、知らないから本心から好きかどうかも分からない

 

結局は狩りに近い感覚の中で得る幸福を愛しただけなのだろうか。

 

恋愛って何なんだろう

 

このギャンブル的な快感から抜けられないから、みんな恋を忘れる為に新しい恋を探すのだろうか。