「ネットで個人情報を晒したら死ぬ」世代の私だが、異性からの承認欲求を解消する為マッチングアプリを彷徨っていた。
そしてヒシヒシと感じ始める
「この時間は一体なんだ…?」
好みの人を見つける
メッセージのやり取りをする
だけ
コレって中々に無駄な時間を過ごしているのでは?
ネット上で承認欲求を満たせれば良いと思っていたが、そもそも私はリアルな人間関係〜ソシャゲのフレンドリストでさえ
今後連絡を取らないであろう(ソシャゲは1ヶ月以上ログインしていない)人をサクサク消していくような女だ。
メッセージだけで
おはよう
おやすみ
今日は何してたの
ご趣味は何ですか
を複数人と話すことに、意味を感じない&疲弊してきた。
私はもう29歳だ。
稀有なヤリモクはいるかも知れないが、若さというアドバンテージがない分あっちも気を抜いて来るのではないか?
生娘のように警戒しなくても良い気がするし、何事も経験だ!
ということで、1ヶ月ほど順調にメッセージのやり取りを続けていた同い年のYくんと会ってみることにした。
約束の日が迫ってきた週、別な男性とマッチングする。
掲載されている写真が変人とイケメンのハイブリッド。
すごいよ!マサルさんをバイブルにして育ってきた私は、思い切った変顔とシュールなセンスの持ち主は大好きである。
ハイブリッドな彼はSさんという。
Sさんと1日2往復ほど会話を続けていると、やはり「会おうよ」という流れになる。
私的にはネット上でも会話の相性があり、そういった部分も見分けたくてこの4ラリーの相手と会うのは少し怖い。
Sさんにその旨を伝えると
「会話だけしてても意味なくない?直接会わないと分からないことってあるから、俺はダラダラメッセージしてるのって時間の無駄だと思うんだけど」
なるほど
私もどちらかと言えばそのタイプではある。
しかし、それは現実の繋がりである程度保証がある場合の話であって
見ず知らずの男性と2人で会うのが怖い
というコチラの言い分は丸っと無視なのか。
「じゃあ飲みじゃなくてお茶しようよ。明日。それが嫌ならもう止めよう」
なるほど、お酒を飲むとスグ眠くなる私としてはその申し出はありがたい。
それに、その次の日には本命(仮)のY君と会う約束がある。
ちょっと景気付けにどんなもんか会ってみるのも良いのではないか?
ティンダーイケメン説がどれくらいのものか見てみたいし、ココはチャレンジだ!
ということで、自身を奮い立たせてOKの返事を送った。