アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

30歳の孤独

今の家に引っ越して、精神的にも経済的も落ち着いてから、孤独を噛みしめる機会が増えた。

 

この孤独の輪郭がはっきりしてきたのは、去年元彼に「結婚した」と聞いた時からなのだが

 

私と一生を共にしない、私の好きだった人たちは今、私の知らない女がいる家で早めの晩酌をしながら他愛のない話をしたり、喧嘩して気まずい思いをしていたり、どちらかは出かけてしまっていて片方は何となくテレビをつけながら適当に昼の残りでご飯を済ませているのかも知れない。

 

でも、誰かは家に帰ってくる。

 

他人と生きることによって課せられる不自由が、今は少し羨ましい。

 

私は彼の恋人ではなくて、家族になりたかったなと思う。

 

でも、彼は家族を望まないし、ハッキリした契約はなくとも家族となった人がいる。

 

寂しいな、と、素直にそう思う。

きっとこんな時に結婚したいなって思うんだろうな。

 

私には仲の良い家族がいる

信頼できる友人がいる

 

でも私の家には私しかいない。

 

猫でも買おうかなとか、思うけど、私の孤独を癒すために一方的に寂しい思いをさせる動物を手元に置くのは、寂しさを噛み締めている今は出来そうもない。

 

今日も早めにお酒を飲んで寝ようかな