アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

自分が女だと気付いた話

「私って女だったんだ」と、ふとこの間気が付いた。

何で今?って感じだけど、今気がついたのだ。

 

いや、今までの性自認も女だったんだけど、本当に女だった。みたいな?

 

きっかけは「素直な自分って何ぞや?」とポツポツ思考していたことから始まったのだが、私は今まで自分のことを喧嘩っ早く短気で乱暴で粗雑な人間だと思い込んでいたのだが

 

嫌いな相手に対してもありがとうとごめんなさいが言える自分が好きだなと思ったのだ。

 

脊髄反射で「何だテメェ喧嘩売ってんのかぶっ殺すぞ」と思いもするのだけれど、リモートワークでストレス値がガンガン減ったお陰か

 

「いや、でも多分この人喧嘩売ってないもんな?」

「言い方がキモいだけで悪気なくこういうこと言う人だもんな」

 

と一旦冷静になることができるようになってきたし

 

普段の生活なら「あいつの汚ねぇツラ見たくねーから自分でやっちゃお」とオーバーワークしていた所を

 

「よろしくお願いします」とお仕事をお願いできるようになったし、成果物に関しては「ありがとうございます」と素直に言えるようになった。

 

今までなら絶対弱みを見せたくない・借りを作りたくないと思ってクサクサしながら仕事をしていたが、素直に行動してみると楽だしそんなに悪いことでもない気がしてくるのだ。

 

 

「もしかして、素直な私ってこう言うこと…?」と思い当たり。

そんな、今まであんなに暴言吐いて冷めた目をして反抗的な態度を取ってきた私ではなく!?私ってこんなに素直で純粋で朗らかな人間だったの…!??!?!

 

と、ギャーーーーー!!!!ってなった。

 

今更キャラ変なんて恥ずかしい!と思いもするが、そもそもそのキャラって私が私を誤魔化すために作ってきたものであり

 

私のキャラ変なんて世間一般の皆さまに取っては大して重要じゃないとは思うけど

ギャーーーーーー!!!!!

 

ど、どうしよう…本来の私こんな…こんな素直な良い子だなんて恥ずかしい…!

あわわわわ

 

男に向かって毒吐いて恋愛市場に毒吐いて

愛だの恋だのなんぼのもんじゃい!って言っていたのに

 

あわわわ…となりながらも、とりあえず本気出すと決めたからにはこの素直な自分も本気出して大切にしようじゃないかと思い立ち。

 

素直な思考のまま色々考えていると、私は自分が恋愛体質なことには薄々気がついていたのだが

 

何で恋愛が好きなのか?

何でセックスが好きなのか?

これらを掘り下げてみると、その時は「女」の役割を演じて良いからだと思いついた。

 

普段の生活では、私は「女」と上手くやっていくために「男」の役割をこなそうとするクセがある。

 

女社会の中では、宝塚みたいだけど、男役の方がスムーズにそのヒエラルキーの強い場所に行くことができる。

みんな女役やりたいからね。

 

で、私自身は家族・親戚が集まると女系家族のため男役に徹することが多いし、友人関係でもそうだった。

 

小学生くらいまではそれで良かったが、中学に上がるとスクールカーストの上位は「モテ」が絡んでくる。

 

可愛い子・モテる子が強くなる。

「あ、女にならなくちゃ」と思って、今まで女をしてきたのかもなと思う。

 

だが基本の処世術が「男役」をすることにあるので

女を演じながらも男と競争するし

女社会でもなお女でいたい女達に彼氏の代役のようなことを求められてきた。

 

 

表層は女で中では男を演じながら、今まで自分の本来の「女」を封じて着たのでは?

だからスグ戦争するし臨戦態勢になるし、負けちゃいけないと思うのでは?

 

そう思い立って、図らずとも今年は「女元年」となった。

しかし女初心者すぎてどうしたものかなぁ…。

女ってどうやるんだよと悩ましく思うのだが、とりあえず素直で可愛い自分を軸に行動してみようかな?と思う。