アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

ハイスペ男子のパーティで得たものは…

転職してから、何故か男女共に高学歴高収入な人に会う機会が増えた。

 

何故だ…。

 

私の今の会社はベンチャーあるあるで、ふつうに生きてたら口をきく機会もなかったであろう日本屈指の偏差値を誇る大学を出て、想像もつかない規模の企業を出たような人たちと机を並べて働いている。

 

働き始めの内はブランド力にやられて「私みたいなゴミ虫がこんな所で大事な業務の一端を担って大丈夫だろうか」と思っていたのだが、最近は『みんな同じ人間』と思えるところまでやってきた。

 

が、慣れはすれども私は偏差値50を前後する普通の女子大出で、その中でも割とお利口でない学部を出た上に

 

年収も企業規模も平均かそれ以下でしか働いたことがない普通の女である。

 

何故私がこんなことに…?と、割と頻繁に疑問を抱いているのだが、今回の飲み会も同じように

 

何故私が…?と疑問ばかりが残る結果となった。

 

キッカケはまだ寒かった頃だと思うのだが、友人のジャニオタSに「友達と飲むときにあこちゃんも来て欲しい。会いたがってる人がいる」と誘ってもらった。

 

なんでも、Sの友人の後輩が歴史好きらしく

 

日本史の中では有名どころの出身で、同じく歴史好きの私と話がしたいと言ってくれているらしい。

 

その飲みで出会った後輩くんが、日本人なら誰もが知っている某大学の出身で、とんでもないコミュ力おばけだった。

 

その場にきた男子が全員彼女持ちだったので出会い的には何もなかったのだが、初めて男子と普通に話して普通に楽しかった記憶がある。

 

私が今、男子に限らず人に自然な自分をさらけ出すことが出来るのは彼のお陰だ。

 

そんな後輩くんとは、飲みに行こう行こうと言いつつ全くその目処が立たない状態でいた。

 

がしかし、この間突然、Sづてに「今度の土曜日は空いているか?」と連絡がくる。

 

何でも、後輩くん主催で飲み会を開くらしく、いろんな友達が来るから来ないか?というものだった。

 

久しぶりに会いたいね〜!ということで参加してきたのだが、思ってた飲み会とケタがちょっと違った。

 

2桁いる参加者は半分が彼の同窓の人々で、ハイスペ男子の同窓なのだから男子も女子もそれはそれは立派な方々である。

 

誰もが聞いたことがある企業の、末端でなく本社の人間だったり

 

聞いたことはあるけど全く想像がつかない業務だったり

 

普通に友人の中に外国人が多数いる。

しかも多国籍。

みんな英語で話せる。

 

平均的メスゴリラの里で生きてきた私とSは、時たま出てくる聞いたことのない単語に「?」が浮かびまくり、ポカーンとしていた。

 

いい出会いあるかも〜♬とかちょっと思ってたが、参加者が全員ハイスペすぎて

 

「あ、コレが世界の違いか〜」となるばかりで、たまに心細くなってタバコを吸いに行くSについて行ったりしていた。

 

仕事の話しひとつ取っても、全く会話がひろがらない。

 

おかしいな?仕事って社会人共通の話題なのでは…?

 

スタートアップ中のスタートアップで毎日模索していて、私自身が今までマジメにやって来なかった分を取り戻すための成長する段階であるのに対し

 

大企業でバリバリ働いている彼ら彼女らは全く視点が違う。

 

そして、これからもっとキャリアアップして行く人間の考え方だ。

 

例えるなら、ファッション誌に出てくる「こんなやついねーよwwww」を体現する一握りの人間たちだ。

 

悟ったことは、生きるステージが違う人間と無理して付き合っても、きっと自分も相手も満足度が低い仲になってしまうだろう。

 

後輩くん自身とは、共通の話題があって、それに関しては対等かそれ以上に会話が出来る。

 

良い友人だと思うのだが、彼と同じ世界を見ることは無いのだろうなと思う。

 

彼のコミュニティに入るのは、私が望むコミュニケーションが取れる世界ではないので、あまり好ましくないんだろうな、と。

 

分不相応というとコチラが下がるようでちょつと私の考え方とはズレるのだが

 

明らかに思考回路や生活レベルが違う人間、俗な言い方をすると世界が違う人とステータスのみを見て付き合うのには限界がある。

 

思考回路は同じだけど生活レベルが違うなら何とかなるのかも知れないが、やはり生活レベルと思考回路は切っても切れないように思う。

 

思考回路を変えるのは至難の技だ。歳をとれば取るほど難しくなる。

 

私は今の私に結構満足しているので、後輩くんそのものとは仲良くしていきたいとは思うが彼の世界に足を突っ込もうとすることは避けようと心に誓うのだった。