アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

手のひらで転がす感覚

なんか自信満々のタイトルやんけ

と自分でも思うが、手応えを感じたから記録しておこうと思うわけです。

 

手のひらで転がすって、すごい計算づくで魔性な人がやるもんだと思ってたけど、自分軸から外れずにいればできるんじゃねーか?と思い立ったわけでして。

 

最初に感じたのは、とある男性と初めて2人きりで食事をしていた時。

何となくお互い悪くないなと思っているけど、まぁ最初だし、どんなもんかと情報を引き出し合う状況だった。

 

 

何となく「性的な意味で良いと思ってるよ」という雰囲気は匂わせる感じは残してはいたけれど

 

いつもならソレ+マニュアル通り当たり障りない事を言う場面だったが、自分の素のままでお話をした。

 

「○○さんてこういうこと言われるの好きでしょ」

「○○さんはホント私のこと好きだな〜!」

 

と、思った時に思ったことそのまんまを伝えていたのだが、自称モテ男はそんなこと言われたことなかったそうで

 

ニヤニヤしながら

「いや大きく出るよね?!」とか「俺のこと弄んでる気でしょ!」とか言っていた。

 

「オレ結構偉い人なのに、そんなこと中々言われないよ!?」とは言っていたが、後日すぐにデートのお誘いが来たからホントに嬉しかったんだろうなと思う。

 

ちょっと前なら「このタイプの人はこんなんが嬉しいだろう」と思って話していたが、それは若干「このタイプの人が『御し易い人間像』」に寄っていて

 

実際に目の前の人の動きや言動を見ながら、リアルタイムで「これ嬉しい?」「これ楽しい?」と突いてみるのが良い方向に作用した気がする。

 

目の前の人間に集中して、コレが良いのか?コレか?と確認していく感じ。

でも嫌なら言ってねとも伝えていた。

私はコレが楽しいからこうしてるけど、嫌だったら言って欲しい

私はこれくらい近しく感じてるけど、違うと思ってるなら教えてね

と伝えたら、何が嬉しいか嫌かもちゃんと教えてくれた。

 

なんか、良いセックスってこういうことなのかなーとも思ったり。

『タイプ』で区切ってしまうと、目の前の人の良いところは見落としてしまいそう。

その人のタイプに合わせようとすると、自分の反応もやっぱり『そのタイプ』に喜ばれようとするものになってしまうし。

 

2度目に手応えを感じたのは、会社の人と話している時だった。

 

先ほどデートした人とはまた別なタイプの人だったけれど、その人が話しやすそうなタイミングだったりテンポは守りつつ

 

ちょっと踏み込んで「この人はこんなん好きそうだな〜」みたいな事を言ったら、めっちゃ照れて爆笑してたので多分当たった。

なんかちょっと、意地悪言われたいのかなというか、会話で翻弄されたい人なのかなと思って。

 

今まで「私が与えたいイメージの私像」を演じてみたりしていたけれど、それも目の前の人を見ていない状況で

 

相手を見つつ自分が思う「あなたはこんな人?」と確認する一言で、何となく歯車が噛み合う感じを掴みかけてる気がする。

 

あなたは何が好きなの?

どんな会話が気持ち良いの?

 

と、目の前の人に集中して良いところを探る感覚はとても楽しい。

私の人好きがやっと内から外に向かっていけている感覚がある。

 

それに対して、私は私のために言いたい事を言える感覚もある。

 

「私は」それはイヤだ

「私は」これが好き

「私は」これが楽しい

 

そうすると、相手の人も私と自分の関係を気持ち良いところで落とそうとしてくれる。

自分を出しながら、相手と良い空間を擦り合わせていけている気がする。

 

このグッと相手の心と噛み合った感覚の上で、ちょっと私のペースに持っていくのが手のひらで転がすって事か?と思った。

 

転がすと言うと、何か決め台詞的なものでただ相手を翻弄する感じだと思っていたのだが、いい意味で「あ、そう来ると思わなかった!」と

 

急に弱いところを甘く突かれたような時の感覚なんだろうなと学んだ次第です。

(感想文)