アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

フェミニズムについて考える

24.25日で急に私のマイページ的な何かにフェミニストの話が出てきたのだが、何だったんだ。

世界フェミニストデイとか??

toianna.hatenablog.com

oreno-yuigon.hatenablog.com

私もこんな感じで見出しとかちゃんと使いながらブログ書きた~いと思っているので、今回から挑戦してみようかな。

私と女子の歴史

私は生粋の腐女子である。

男と男の恋愛漫画を読み漁りながらここまで生きてきた。

だが男性が苦手だった。

ず~っとどうやって接したら良いのか分からずに生きてきた。

保育園の頃から男勝りで、ケンカでもドッジボールでも男子に引けを取らない暴れん坊だった私は、小6あたりで男女の差が出てきた頃から苦手意識をハッキリ持った気がする。

どう接して良いか分からない。

急に女扱いされる。

私はどちらかと言うと思考は攻め寄りなところがあるので、しばらく慣れなかった。

そこでも躓いているのに、ムダにモテる姉を持つ私は「モテることがデフォ」と思い込み、私の男子への意識はドンドンこんがらがって行った。

中々痛々しい恋愛を中高と続けるのだが、大学にいって世界は変わった。

女子大に入ったのだ。

女子だけ最高じゃん!

女子大の生活はそりゃもうラクだった。

とにかくみんな同じ土俵にいる。

大学生というある程度大人な年齢だからだったかも知れないが、ギャルもオタクも地味子もメンヘラも、校内では上手に住み分け、助け合って生きていた。

ちなみに女子校出身者の意見は、ドロドロ派と最高派に二分される。

ドロドロ派は男性が想像するテンプレ闇の女子たち(これも差別的な発言なのか?)

最高派は雌ゴリラの里に住んだ者たちだ。

私が通っていた女子校は雌ゴリラの里で、今まで共学で生きてきた私は「早く女子校に入っておけば良かった」と思ったくらいだ。

同性のみの環境にヒエラルキーはないのではないか

生存競争がないからか、男子の目がない場所ではヒエラルキーは存在しなかったように思える。

共学ではコミュニティ内のモテが同性間の力関係に及ぼす影響が強いと思われるが、女子大には異性がいないのでそれがないのだ。

外のサークルに入っている子たちにはそういった事もあったのかも知れないが、ヒエラルキーはサークルの中に出来上がり、学校の中のグループ間や個人間には持ち込まれなかった。

だってサークル内でどうであるかなんて、校内の人間関係には関係ないのだから。

誰も「私の方がモテる」とか「可愛い」とか「人気者だ」とかアピールしてこない。

私のオンリーワン最高自分大好き根性は、大学時代に培われたと推測される。

社会に出て驚く「男」「女」という生き物

在学中に出会いという出会いはなかった。

厳密にまったくなかった訳ではないが、なかった…

私もまた、雌ゴリラの里の安寧に身を置いた者である…。

そして、社会に出てから驚いたのだ、男が男然とし、女が女然としていることに。

当たり前っちゃ当たり前なのだが「男女」で思考が分断されていることの多さ。

それに居心地の悪さを感じない?感じないように見える?人の多さに驚いた。

「女の子って大変だよね」とか「女子はそんなことしなくて良いんだよ」とか言われることが、どっぷり女子校に浸かっていた私にはカルチャーショックだったのだ。

歴史が長い職場ほど前時代的なのか

男女で向き不向きなどがあるのだろうとは思うのだが、性格だったり傾向だったり、思考回路だったりは、同じ人間である以上そんなに大きな差はないのではないかと思う。

可愛がってくれた上司はよく「それは男の仕事だよ~」と色んな場面で庇ってくれたのだが、事務職に男の仕事・女の仕事なんてものはないんじゃないだろうか。

同期の女の子が言っていた。

「男で安定した事務職選んでる時点でナイよね」と。

職場には私よりも正確に素早く事務作業をこなす男性がたくさんいた。

私は外に出て事業者さんにニコニコして顔を売ってくるのが得意だった。

男性はガツガツ仕事をするもの・女性はコツコツ中で働くものという感覚が、私より若い子にも根付いているのに驚いた。

転職を繰り返して見えたもの

私はベンチャー⇒公務員⇒ベンチャーと、過去2回転職しているのだが、最初の会社には男性は上司1人しかおらず、メガバンク出の彼は中々のおサイコ人間だったので割愛する。一般的な何かには当てはまらない(笑)

公務員は本当に、前時代的な場所だった。

男・女・上司・部下・同期・先輩・後輩、縦横斜めにあらゆる人間が分類されていて、皆それにふさわしく動いていた。

私は2ヶ所の役場に勤めたが、どちらもそうだった。

与えられた役割をキッチリ演じきれないヤツ、それに居心地の悪さを感じるヤツは身を置けない場所だった。

次に現職だが、上のブランド好きが功を奏して大企業出の人が多い。

ベンチャーにわざわざ転身してくるような中途採用の人々ばかりなので、上司部下・先輩後輩の意識はそんなにないのだが、日系の老舗から動いてきた人の男女観は顕著だ。

まるで昭和…と思うほどに…

「うわ…苦手だな」と思った公務員時代の商社の先輩と同じだ。

ガツガツ体育会系のノリで男性しかいない場で働いてきた人達、なんだろうなぁ。

偏見かなぁ(笑)

恋愛を通して初めて身をもって感じた、男も人間という事実

何ということを言うのだろうか私は。

と思うが、本当にそうなのだ。

学生の頃にも彼氏はいたし好きな人もいたのだが、私はちゃんと男性と人として関わったことがなかった。

男友達という存在がいなかった。

今もいないけど。

付き合うと言ってもメールが主で、一緒に帰っても話すことは特にない。

どこか画面の向こうの人と同じで、生身の人間という意識がずっと希薄だったように思える。

それでも好意を寄せてくれる人もいて、そういう方々を蔑ろにする自分を「モテて困っちゃうわ」と勘違いしていた。

蔑ろにできたのも『彼らが同じ次元に生きる人だ』という認識が薄かったからな気がしている…。

出会い強化月間で味わう初めての屈辱

そこで二次創作がひと段落ついてしまった27の私は、過去の日記を読めばお分かりいただけるよう、様々な男性と出会ってみることにした。

自分の市場価値を知ろう!という企画だ。

そしてぶち当たる現実の壁…。

街コンで出会うあからさまにコチラに興味がないオラ付いた兄ちゃん。

ワンナイトで終わった初めての人。

1週間連絡しなかったら音信不通になった猿顔のイケメン。

港区のタワマンに住んでるって本当かよ…今でもその真偽だけ気になってる。

整骨院の日焼け兄さん。

触られるとゲラゲラ笑ってしまう。

様々な出会いと別れを繰り返し、私の恋愛クソ下手さが露呈した時、初めて「今まで私が雑に扱ってきた男の人達は、こんな思いをしてきたのか」と気が付く。

そして出会う自称リハビリ男セフレくん

そんなこんなをオブラートに包んで話したのが、セフレくんだった。

幾度となくアタックしてくれたセフレくんのドライブの誘いに、何だか気分が乗ったタイミングでついて行った。

私は男の人とどんな風に接したら良いか分からない。

あんまり得意じゃないと素直に話した。

彼とは定期的に会い、セックス以外のことでもポツポツ話をしたし、ご飯を一緒に作ったりもした。

映画も見た。

全く気が合わなかったからお別れに至ったのだが、彼と離れるのが辛かったのは、初めて1人の人として接した男性だったからなのだと思う。

そのことに気が付いたのは、彼と離れて大分経ってからだった。

彼と一緒にいる間は、お気軽アッシー君くらいにしか思っていなかった。

しかし、彼と話している内に、男性も同じように傷付き・プライドがあり・女性を性的な目で見ているだけじゃなくて、関係を築きながら一緒にいるかどうか考えているのだと知った。

なんだ。女友達を作るときと一緒じゃんと思った。

良いじゃん、ゆるふわフェミニスト

それから、私は男の人への苦手意識は薄くなったように思える。

「何が『男慣れ手伝うよ』だ!軽くトラウマだわチクショーが!」と思っていてゴメンねと今なら素直に謝れる。

好意と好きは違うと教えてくれたのも彼だった。

セフレ君も私に対して「違うな」と思っていたし、私も「違うな」と思っていた。

これをセックスする前にちゃんと確認するのが定石なのだろうと今更気がつく。

本当に、何かが間違っていたら彼と結婚してたかも知れないと思うと「セーーーーーフ!」って感じだ。

で、男性も同じ人間だと認識した私は、元は女視点でしか見ていなかった世に蔓延る「テンプレ男女論」に対する「うへぇ」感は増幅した。

男でもそうだろ

女でも同じだわ

人としてどうかの問題だわ

と、自分史上で最も平等な視点を持てたと思う。

私が思う良い社会

私が実現したい社会は「みんな勝手にラクに生きる社会」だ。

みんな好きなようにフラフラすれば、自然と適材適所に動くのでは?と思っている。

 

3年同じ会社に居なきゃダメだとか

肉体労働はダメだとか

同性愛はダメだとか

結婚しなきゃダメだとか

うんちゃらかんちゃら

 

ぜ~~~んぶどうでも良くないか?

 

PC叩くよりも肉体労働が得意な人はいる。

事務処理よりもお裁縫が得意な人もいる。

性癖は第三者がクチを出すことじゃない。

 

結婚だってそうだ、出生率云々とかは関係なく、したい人はすれば良いししたくない人はしなければ良い。

でも、したい人ができるような社会でないといけないとは思う。

 

家事が得意な男性がいれば、バリバリ働く方が性に合ってる女性もいる。

男も女も関係ない、みんな好きなことをすることに躊躇しない社会が良いなぁと思っている。

 

従来の価値観を変えていくには、フェミニストたちの声は大切だと思う。

声を上げることには賛成、その一方で

正直、熱く暴れる人は得意じゃない。

何か多分こう、モノスゴイエネルギーがあるんだと思うんだけど「男」という虚像を殴り続けている感を感じている。

セクハラや性的な被害などイヤな思いをさせられたり、実際男女差別に晒されて夢を奪われた人だっているだろう。東京医科大学のこととかあるし。

それは怒ってしかるべきだし、自分を守るための戦いは必要だと思う。

だけど、何というか、伝え方というか…

難しいなぁ

男女平等が目指すところって、男性も女性も性別を理由にした不利益を被らない社会づくりだと思う。

うーん、ここで私のフェミ界隈の勉強不足が露呈してきたぞww

お互い聞く耳を持とうよとは思う。

北風と太陽の法則だ。

厳しくするばかりでは相手は動かないのだ。

受け入れる態度を取らないと、相手は受け入れてくれない。

まずは警戒を解くところから始めなければいけないと思うのだが、でもなぁ

言い淀むにも理由があって

従来の価値観に縛られている人って、もうそれが圧倒的多数の意見で間違いなく正解だと思っている節がある。

コチラがどんなに色んな話をして、私たち分かりあいましょうと手を差し伸べても、私たちが言っていることを純粋に理解しない。

「え?差別してるつもりなんてないけど?」と、きょとんとされてることがどんな場面でもある。

「いや、してるんですよ。こういう所で感じてるんですよ」と説明しても「いやいや、だってそう言うもんでしょw何怒ってんの?面倒くさいなぁww」と流されたりする。

そうなると、もう怒り狂って引きずり倒すしかないんじゃないかと思ってしまう(笑)

私は過激派フェミでもゆるふわフェミでも、女性が動き続けることで何か変わることはあるはずだと思っている。

こうやって、無知ながら発信することも良いと思うし、オチが思いつかなくても良いと思う(笑)

考え続けることだって、第一歩じゃないかな。