同性に好かれない人間は結構たくさんいる。
くずぴも女を落とすことにステ値全振りしてるタイプだ。
- 同性との友情に全振り(「あいつマジ良いヤツなんだよ〜」と言われるタイプの人。男女とも人としてマジで良いヤツな場合が多い)
- 同性とステージによって共闘を組める(よく「女の友情云々」とか言われるが、私から見ると男性もこのタイプは結構いる。特に抵抗なくその場の人間と繋がることができる。女性が人生のステージによって繋がりが希薄になるのは、社会の潜在意識的に男性と子供の面倒を見るようになっていて時間が取れないせいではないだろうか)
- 恋愛対象との繋がりに全振り(性的な繋がりならすぐに結ぶことができるし、実際恋愛対象としては非常に魅力的。
元来私は時間の無駄と自分の中で意義が見いだせないことが嫌いな性分で、「自分は一体その人にとって何なのか?」「自分にとってその人はどんな存在なのか?」をきっちり決めて動きたい。
なのでくずぴとの関係は本当にイレギュラーで、混乱したし勝手にブンブン振り回された笑
その場の友ならそれはそれで良い。
それなりの距離感でそれなりの付き合いをするし、それなりの付き合いの中から長く付き合える関係が生まれるかも知れない。
なのだが…私の長年の悩みは恋愛対象との繋がりに全振りしてる同性に好かれやすいのだ。
彼女たちは同性間のルールを知らない。
恋人にするようにべったり甘えてきたり、私を貶したりするのがコミュニケーションだと思っている。
分析するに、べったり甘えるのは異性との関係でそれが成功体験になっているから。
貶してくるのは私がそれを笑って流す、もしくは「アンタってこんな人間だから、そういうこと他の人に言うのは止めなよ」と諌めてくる。
つまり、友達っぽいやり取りができてると思える、お母さんみたいに理解してくれると思わせてしまうせいなのではないかと思っている。
私がこの手の女が得意なのは、母方のいとこの存在のせいだ。
従姉妹は過干渉な母親に過保護に育てらた兄妹の妹。
みんなでおままごとをしている時におばちゃんが入ってきて、勝手に配役を決めて行った時は子供心ながらに引いた。
彼女とは中学が一緒だったが、とにかく友達ができない。
私の交友関係に入り込んでしか話ができない。
カースト底辺で同級生全体にバカにされていたが、バカにしつつも思春期男子に体の誘惑は魅力的だったのか彼氏だけは途切れなかった。
そして従姉妹自身も男がいることで
- 人と繋がっていられる
- 話のタネにできる
- モテない女よりはマシだと思える
という恩恵を受けていた。
それは別に良い。
私に関わらなければ良いのだが、母は従姉妹を心配して何かと私たち姉妹を当てがった。
今なら分かるが、自分の兄弟の子供、つまり姪や甥はとても可愛い。
そんな可愛い可愛い姪を自分の子供で救えるのなら、それは全力でそうするだろう。
母は自分と娘たちの区別がついていないのだから。
母の口癖は「S子は仕方ないから、仲良くしてやって」だった。
S子はああいう性格だから
S子は友達ができないから
S子はあんな育てられ方をしたから
こっちが大人になれというのだ。
昔は、それでおばちゃんから感謝されたり母から感謝されたりするのが嬉しかった。
大人な対応をできる私
哀れな従姉妹
性的に搾取されているだけなのに、優越感に浸って自慢げにそれを語る、滑稽な女
と思っていたが、今になって分かる。
私はずっとS子、引いては母、そしてS子に似た女たちに色んなものを無意識に費やしてきたのだ。
時間、お金、自尊心
離れた今なら分かる。
あいつ私のことデブだの豚だの言ってきたな…
私が参ってるときに慰める振りして自分語りすごかったな
今辛いから誰にも会いたくないって言っても、無理やり慰める会と称して恋愛論振りかざしてめちゃくちゃマウント取ってきたな…
一緒にいたくないのに、あまりにもしつこくて渋々でかけたあの時間、あのお金…
あの人はああだから仕方ない
あの人は私に懐いてるんだから許してあげなくちゃ
だってコレが大人だから
コレが処世術だから
私の魅力だから
誰かの好意を受けて迷惑がっている自分が、とても贅沢な人間な気がしていた。
大人で分別がついていて、好かれたくないのに好かれちゃう自分、に酔っていた節もある。
私は選べていなかったんだな、と今なら思う。
私の魅力かも知れないけど、じゃあ私はそれを求めているのか?
その人は私が選んだ人か?
私はその人といて心地良いのか?
自分に問いかけたこともなかった。
もう愛が重くて重くて、そう言う人は必ず最後は「もう無理!」となったタイミングで私がブロックして終わった。
つい最近まで、自分が苦手だと思う人種がいるなんて思いもしなかった。
幼少期の無意識って本当に怖い。
妹は今まさにコレに悩まされている。
妹と姪っ子には「嫌だな」と思う感情を大事にして、ちゃんと身を守る意識を持って欲しいと思っている。