自称モテ女は本当にモテるのか。
モテるにもたくさんの種類がある。
①不特定多数の異性を虜にする代表的なモテ
②性的な意味でのモテ
③一人の人に長く愛されるモテ
④全然タイプじゃない人にばかり好かれてしまうモテ
…実に様々だ。
きっとまだまだ色々あるんだろうけど、思いつかないからコレで一旦切り上げる。
モテを自称する人は、大体①か④を想定して話している。
②でありながら勘違いして①という人もいるし、③でありながら「自分は全然モテないよ」と言う人もいる。
今回は、①を想定して話す人物について考察していきたい。
女から見ると、モテ自慢をしてくる女は反感を買う。
そんな自慢をしてくる段階で、マウント取って来たよ…と若干敵意がわく。
「何だこいつ?この程度の見た目でよくそんな話できんな。恥ずかしくねーのかよ」
と思う。
故に、「自分はモテるんだ」と話す女は女からみたらマイナスなので「こんな奴がモテるはずがない」という評価になる。
しかし、異性からすればそれってそんなにマイナスな要素ではないのかも知れない。
例えば、初対面の物凄いブサイクがそれを言っていても「ふぅん。ホントかな?」くらいで済む。
そして、一体どこがこのブサイクがモテる要素なんだ?と興味がわく。
ココがモテポイントなのか?こういう所か?
はぁなるほど、顔はアレだけどこの層に需要がありそうだなぁとか。
勘違いだった場合はすぐ「あ、こいつの勘違いか」と分かるのだが、何が言いたいかと言うと、異性へのモテ自慢は決してマイナスにはならない。
だから、モテ自慢をしてくる奴はあながち嘘を言っている訳ではないかも知れない可能性がある。
自称モテをする知人がいるのだが、彼女は結構などすこい体型で自分で言うほど良い女ではない。
だが、懐に入れたらサービス精神は非常に旺盛だし、嫌い判定がガバガバになる。
悪い人ではないんだよなぁという感じ。
彼女が言うには、自分は男をメンヘラにしちゃう系らしい。
最初はハハンと思いながら聞いていたが、ふむ、このサービス精神とフットワークの軽さ、これが男性にも同じように向けられていたら、このモテは本当かも知れない。
私含め、異性と同性では愛情表現が違うという人は多いと思う。
変なのに好かれたくないとか、異性が苦手だとか、気持ち悪がられたくないとか、カッコ悪い思いしたくないとか、要因は様々あると思う。
だが、最近「異性も人間」と気づき始めた私である。
モテる人って、もしかして人類愛をキチンと体現している…?
人類愛というとちょっとアレだがw
「同じ人間として男女の垣根なく同じように親しくしている人」ってモテるんではなかろうか?
あれ?もしかして周知の事実なのか?
でも、雑誌では「モテ服」とか「愛され」とかが特集されるじゃない?
それって、もう「異性」や「先輩」「後輩」「上司」など、ターゲットを絞って「この人にモテたい(好かれたい)ならこうしなさい」と提案してくる。
その段階でもう違うんじゃないか?
関係を区切ってしまった段階でもうダメなのだ。
人類愛からは遠ざかるのだ。
「遊ぼうよ」「どっか行こうよ」「これ美味しいよ!あげる!」「手伝おうか?」
彼女は男女も上下も縦横も関係なく、自分が懐に入れた人間には、まったく何の下心もなしに言えてしまう人だ。
そして、そもそものサービス精神が桁違いなので、懐に入れていない人間にもこの端くれみたいな慈悲はくれる。
私の外部の人間への気遣いが0だとすると、彼女は30くらい出している。
ちなみに私は内部の人間への慈悲は70くらいあるが、それと比べれば彼女の与えたい愛は300くらいある。
そんなにあげて大丈夫か、愛、尽きないか?
と思うが、多分あげることに満足感を感じるタイプだ。
でも、絶対私の感覚の方が一般的な人に通じると思うんだ。
私は彼女に愛されている自信がある。
大抵のことは怒られないな、という自信があるが、同性だからこその線引きもある。
この「愛されている自信」を他人に与えられることも、彼女がモテる所以かも知れない!?
書いていたら何だか色々出て来たぞ。
だって安心して「お前俺のこと好きだもんな!」って言える異性なんて、好きになっちゃうようなぁ。
「惚れた方が負け」に振り回されて、自分の立場を優位にしようとするせいで、みんな好きな人に振り向いてもらえないのかも知れない。
「愛した方が勝ち」なんじゃないか?
相手をより愛して与えた人が、惚れさせてしまうのではないのか?
もしかして私はモテの真髄にたどり着いてしまったのではないだろうか!笑
たまにアイタタという時もあるが、やっぱり彼女の言うことはあながち嘘ではないのかも知れない。
モテの一歩は人類愛から。
みんなも実践して見てほしい。
私も実践してみよう。