アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

モテを憎むモテたい女

率直に素直な気持ちを言うと、モテたいよ。

そりゃモテたいさ。

 

誰からも好かれたいし誰からも求められたいと思うのだが、私はモテを憎んでいる。

 

自分で言うのもなんだが、モテない訳ではない。

これは昔から一貫して言っているが、私はモテない訳ではない。

 

だが、何となく見ていたドキュメンタリー番組で『この動物がこんな風に進化したのは、モテるためだったんです!』というナレーションを聞いたときに

 

モテる為の進化だって!?

ふざけやがって!

 

みたいな気持ちになった。

 

だが、生物の中では繁殖することが非常に大切で、モテるということはつまり自分の子孫を残すという…

 

生き物の中では子孫を残す行為に付随して死がやってくるようなものもいるくらいだ。

死と引き換えでも良い!次の生に自分の遺伝子を!とプログラミングされているくらい、次の生は今の生にも勝るくらいの何かがあるらしい。

 

どの生物もみんな基本的にはモテたいさって感じだよな…。

 モテたいようにできてるんさ…

 

一体私はモテの何を憎んでいるんだ、とここ数日考えている。

 

一つはやはり、母の影響が大きい。

母も一体何をそんなにモテを憎んでいたのか、アイドルが大嫌いだったし、テレビからYUKIの声が聞こえてきたら途端に「にゃんにゃんにゃんにゃん何言ってるか分からない💢」とトゲのある声を出していた。

 

モテなかったのかな、母。

可愛い顔してるのに。

 

後は、姉が全自動モテ期みたいな人だったので、モテのために何かをするのをカッコ悪いと思っている節もある。

 

非モテ非モテらしく大人しくしてろ!的な。

私は姉と癒着していたので、姉がモテる為に何もしていない、むしろモテるせいで学校生活に支障があったくらいだから、自分もそうに違いない…いや、そうでなくてはダメなのだ!と思い込んでいた可能性もある。

 

あとは、「異性に選ばれたい」「他者に選ばれるために自分を偽る」のはダメだ!と強く思っているのかも知れない。

 

でも、最近は漠然と他者に選ばれることが目的ではなく、良いなと思った人をちゃんと人として知りたいと歩み寄る理解の姿勢がモテなのではないかとも思う。

 

モテ?うーん、モテ。

 

ゆるふわフェミとしては、漠然と沢山の異性からモテるために…という流れがきっと嫌いなのだ。

 

けれど、モテ…

モテる人のこと信用できないと思っている。 

未知の生物?

なんか…どうせ私のことなんてバカにしてんだろ

みたいな

 

私も見栄はってモテる振りするからいけないんだろうけど、恋愛偏差値の低さを見抜かれないように敵対視してしまう。

 

も、モテない女じゃん…