美意識が高いのにこう思わせる人は結構いる。
半端な知識を振りかざし、極論を唱えて足元が疎かになるタイプだ。
まずは私の長い自慢話を聞いてもらおう。
自粛期間中も今も、私はただ「続けること」を目標にして筋トレをしていた。
最初は下手くそだったし途中でヘバったりしたけれど、3ヶ月も続けていくと負荷に慣れてきて自分のどの筋肉が動いているのかが分かるようになった。
息が切れるのが楽しい
筋肉が動くのが分かって楽しい
できなかったことが出来るようになり
体が軽い
そうしていく内に、腹も太ももも今まで見たことない形になってきた。
まだ「細い!」とは言い難いのだが、落ちたことのない部位が落ちてきている。
メッチャ嬉しい!
で、そんな話しをしていたら、職場のおばちゃんが「私も痩せなきゃな〜」と入ってきた。
彼女はディズニーのずんぐりしたキャラみたいな体型だ。
どうしたらそんなデカい尻になるのか分からんが、コレばっかりは遺伝もあるし歳もあるから何とも言えない。
けど、筋肉の上に脂肪が乗るタイプだなとは思う。
おばちゃんは人の容姿は貶す割に、決して自分のことをデブだとは言わない。
私的な考え方だが、人を貶すなら
自分は欠点が一つもない
若くは
自分の欠点を晒しながら言わないとダサい
他人のことは外から見ているから、欠点を見つけて突くことなど簡単だ。
小学生でもできる。
自分の欠点も理解できていないのに他者を悪く言うのは私の美学に反するので、私は言う時は自分もピエロになるし
できれば他の人も自分の欠点も理解した上で言っているのよとアピールして欲しい。
で、当のおばちゃんは
自粛前は「ストレスで7キロ痩せちゃった♬」と自慢していたが
やはりストレス痩せはすぐ戻る。
何だか自粛前より大きく育っていらっしゃる…?
そして、多分ストレス痩せは、痩せる前より太りやすくなってリバウンドすると思う。
ストレスで食べられなかったり、必要な栄養が吸収できずに痩せていると思うので、戻る時は飢餓状態からバーンと増えるはずだ。
そして、おばちゃんはストレスを貯めるのが趣味のような人だ。
不眠や精神の不調、残業時間などを自慢げに話しているが、仕事は出来ても自己管理というか、会社からの自己防衛ができないんだよなぁと呆れる。
で、おばちゃんは美容系の話しが大好きだが、冒頭で話した理屈を捏ねて都合の良い極論を唱えるタイプである。
筋トレしてたんだよーという話しをすると
「でも、筋トレなんて大きい筋肉動かしちゃえば良いだけだからね。私もハンズクラップやってたよ」
と曰うおばちゃん。
そ、そっか…としか言えない仕上がりである。
ハンズクラップの人たちに謝って欲しい。
「私もやったけど15分も同じ動きするの嫌で筋トレの方が合ってたんだー」と返すと
「私はあんまり無意味なことしたくないんだよね、効率重視」と返ってきた。
ふ、ふぅん…と思わず何Lか分からないサイズの腹に目をやる。
おばちゃん…それは自分の姿を客観的に見て言っているのかい?
ストレス貯めれば痩せると思ってないかい?
歳と共に代謝は落ちるし、何よりおばちゃんの歳でストレス痩せはガチで健康に響きそうで怖いよ…。
おばちゃん…昔はどうだったかは知らないけど、お手入れ方法は20代の時と40代では違うと思うんだよ…。
私は美容好きだから、何でもかんでも生物学(笑)で極端なズボラ肯定論に走るの好きじゃないよ…。
綺麗な人って、素直で瑞々しくて、何より健康な人だと思うんだよ。
健康第一、健康第一だよぉ…