アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

いい歳して処女を捨てて見た話しーきっかけ編ー

昨年最も印象深かったのは、初めてセックスしてみたことである。

 

最近ではいい年の童貞も処女も珍しくないようなのだが、やはり私の年代では堂々と言うのはちょっと気が引ける。

 

まぁ他の年代がどうだかは分かんないんだけど

 

あと、あんまり人に言う機会もないのだけれど

 

彼氏という存在はちょこちょこいたが、正直まともに彼らと向き合ったことがなく、今までセックスとはトンとご縁のない生活をしていた。

 

あまり必要性を感じなかったのと、最後の恋人が高校生なのでお互い実家住み&お互い生真面目でそういう雰囲気に全くなったことがない。

 

一緒に帰るのと神社でおしゃべりするので精一杯な若かりし頃だ。

 

モテない訳じゃないと言ってはいるが、花の女子大生時代はどうだったのかと言うと

 

周りに女の子がいっぱいいて、触ってもあんまり怒られなかったからあんまり人肌恋しい思いをしたことがなかった。

 

私は人に触るのは大好きだ。

 

おはよ〜!と挨拶のハグ

辛い〜と慰めを求めてのハグ

久しぶり〜!で、ハグ

 

眠たいーと肩を借りても怒られないし、オタクの巣窟だったので「お姉ちゃんオッパイ大きいやん」とかやっても、パーソナルスペースが狭い子は別に怒らない。

 

対等な友達にはやらないけど、ソコソコ仲良い許してくれるオタク友達にはよくやっていた。

 

また、その頃私には有り余る時間があり、東京という土地に出て来たお陰で沢山のイベントに足を運べるようになった

 

この2つが合致したとき、私の腐女子人生は最高潮だった。

 

とにかく忙しかった

 

サイトの更新、リクエスト消化、オタク同士の交流、イベント参加の為にバイトをして、部活もこなし、勉強は自分の興味のある分野しかない

 

しかもソレがBL小説のネタになる

 

とても楽しかった。充実していた。

 

そんな楽しい時間は終わり、社会に出て、仕事を始めた。

時間もお金もあるのだが、何分疲れる。

生きるので精一杯だ。

 

明日の為に深夜アニメはリアタイでは見られない。

 

新しい曲も聞かないからイメソンも見つけられない

 

旬のジャンルはクソみたいなグッズ展開で腐女子たちから金を搾取しようとしている

 

疲れてしまった

 

いつの間にか私はBLから離れていた。

 

2次創作がダメなら商業誌を…と思ったが、商業誌で自分好みのものをと思うと、同じ作者のシリーズ物やレビューが良いものなど、守りに入ることが多くなる。

 

あと私は商業誌のパソコン描きがあまり好じゃない

 

漫画はアナログで描いてくれよ派だ 

 

そんなこんなで長い間私の人生の9割近くを占めていた趣味がなくなった。

 

空っぽとはこの事を言うのか

 

しばらく人の趣味に乗っかり楽しい事を探す企画をしていたのだが、ある日突然思い立つ。

 

アラサーは若くはない

だが腐ってもまだ20代、取り返しのつかないババアでもない

 

恋愛市場に置いて、アラサーはどの程度の価値があるのだろう

 

そこで、私は趣味・恋愛を掲げてみることにしたのであった。

 

〜続く〜