アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

男は優しいと言うけれど

さて、最初はやっぱパンチのある記事にしようと言うことで、人々が飛びつきやすい脱・処女の体験記を書いてみたが、最近の子はもしかして全然進んでるから「何言ってたんだババア」くらいにしか思ってないかも知れない。

 

だが、喪女板を長年チラ見し続ける身としては、異性に恐れをなしている高齢喪女はたくさんいる気がしている。

 

そして、私含めて皆プライドが高い。

よく分からん異性という理解できない生物に否定されるのが怖いのだ。

 

いや違うかも知れないんだけど、少なくとも私はそうだ。

 

異性は同じ土俵ではない。

異性の方が優しいから好きだという女子たち、それは違う。ちょっと違う。

 

奴らは分かっていないのだ。

あなたの辛い、大変だ、困った

その真意を分かってはいない。

 

だから優しい。

どれくらい辛いのか、どういう意味の辛いなのか、どう手助けするのがベストなのか。

 

真意は分からないが、とりあえず「大変だね」「大丈夫?」をくれる

 

そして結構トンチンカンな優しさをくれる。

 

それを持って試練を乗り越える、男は優しい女子たちは多分喪女達より数段強い。

 

銅の剣が欲しいなぁと思って「辛い」と言ったら、タダで木の実をくれるようなトンチンカンさを見せるが、ありがとう!と言って男は優しい女子たちは乗り越える。

 

銅の剣いらんやんけ

 

あと、彼女たちはモテる。

 

男がくれたものを、例え木の実でも有難がれるからだ。

 

そんなもん可愛いに決まってる。

女の私から見たって、自分が良かれと思ってしたことを笑顔で受け取ってくれる女の子は可愛い。

 

 

一方で、喪女の中でも同性とツルむのが気楽なタイプは、自分の辛さの本当の理解を求めている。

 

同性は、辛いと言っている対象の環境・力量・性格・コレまでの物事への対処の仕方・キャパなど総合して判断する。

 

そして、女という立場でどこまで出来るかも計算してアドバイスをする。

 

「甘えている」「それは大変だ」「私ならこうする」

 

分かった上でのアドバイスなので、女同士のアドバイスは的確で強い。容赦ない。

 

銅の剣があれば楽だから欲しいなぁと思って「辛い」というと、コイツ結構攻撃力あるくせに楽しようとしてんな?甘えんな!木の棒で十分じゃ!ホラよ!あと回復持ってけよ!!と、銅の剣はもらえないけど、攻撃力+5くらいになる木の棒をくれる感じ。

 

男の「腐っても女だしなぁ、しゃーない、やってやるか」という甘さはない。

 

って書いてると、男のが断然優しいな!?

 

でも、私は本当に大事なことは女友達にしか相談しない。

 

私の周りは全員喪女なので、恋愛系の相談は手探りだけど、仕事に関して等は皆んな立派な社会人なので友達に相談するに限る。

 

仕事関係は特に、男に相談しても無駄だ。

 

少し長く続いた、割と日常を共にしたセフレ君との関係を清算すべく、話がしたいと時間をもらった時

 

「仕事辞める相談?」と聞かれた。

 

仕事辞めるとしても、お前には相談しない。

心の中で留めた自分を褒めている。

 

結構色んな話をした仲だが、彼はトンチンカンで理想主義なことを言う。

 

それが出来てたら何も問題ないんじゃボケ

 

みたいな事を平気で言う。

 

もちろんそんな男性ばかりではないと思うが、私の周りにはコレ系の男が多い。

 

ちょっと大人になって賢い人だと、自分が綺麗事を言っている事、男ならそれで自分を納得させられるんだろうな、という事を言ってることに気付くので、年下の女の子にソレをそのまま伝えたりはしない。

 

だがそれが出来るのも一部の紳士だ。

 

出来たらやってるわい😡

と思う事を平気で言う人もいるし、出来ないことを責める人もいる。

 

女なら分かってくれる、何となく理解できるキャパや感じ方を分かっていない。

 

なので、あまり男性に心からお世話になったことがない。

 

よって、正直男性をアテにしていない。

 

有難みが腕の筋肉くらいしかない。

 

手を繋いで「私も女なんだなぁ」と感じさせてくれる時くらいしかない。

 

故に、男性に否定されることがイヤなのだ。

 

なぜ女である私をロクに知りもしない貴様らに判定されて選ぶだの選ばないだのの対象にされなければならないのだ。

 

分かっている

男性の言い分も分かっている

 

というか、恋愛に奥手な人は多分、絶対、同じ理由で恋愛が嫌いだ

 

分かり合えないことを割り切れないが故に「何故お前なんかに」

 

と思っている節が大きいと思われる。

 

しかも、自分から分かってもらおうとはしない。

否定されたくないからだ。

 

セフレ君との日々の中で学んだことは、人は自分をプレゼンする、また相手のプレゼンを受け入れなければ好きにもならないし好きになってもらえないけど。

 

30年近く生きてて今コレを学んだ。

遅い気もするが、遅すぎることもないと思うので大切にしたいと思う。

 

この間ツイッターで、ラブドールと生きる人々の記事を読んだ。

 

仕切りに出たワードが「彼女は僕を否定しない」だった。

 

趣味であり、生き方であり、色々あったが、やはり人は否定されたくない生き物だ。

 

物言わぬラブドールは、否定しない。

肯定しかない。

でもラブドールからの発信はない。

 

愛好家曰く、あるらしいからココは一般論だと思って欲しい。

 

私もラブドールにハマったら多分「今日彼は悲しんでる(;_;)」とか言い出すと思うから許してくれ。

 

ラブドールになろうとは言わないが、私ももし次に恋愛することがあるのならば、自分を発信しつつ、相手を受け入れられる人になっていたいなぁと思う今日この頃である。