アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

顔出しへのジレンマ

実はこのブログ、最初は顔だしで行おうとしていた。

 

というのも、「自称、モテないわけではない」を掲げる身分としては、『これくらいの見た目でやっていかせていただきますけれども!』という指針みたいなのが必要なんでないかと思ったからである。

 

しかしながら、私の世代はネットは怖いぞ世代だ。

 

今の若者ほどSNSが普及していたわけでもなく、今の50代くらいの人たちほどネットに触れてなかったわけではない、インターネット世界が広がるタイミングで、若い内に機械が傍にあった世代だ。

 

私たちが中学校くらいの時は「ネットに顔をUPする=死」くらい、ネットへの警戒心バリバリだった。

 

実際そういう事件が起こり始め、ネットは怖い!と大人たちがよく言っていた。

(そして今でも怖いと思っているし、実際怖いものだ)

 

最近ツイッターでインターネット老人会が流行っているが、メッチャあの世代である。

 

 だが、近頃のネット界の傾向として、どんなつまらない一般人でも美少女リア充でもキモオタでも、みんな結構気軽に顔を出している。

 

 SNOWという骨格矯正アプリもあることだし「そんなボロクソ叩かれる心配も少ないんでは?」的な安心感もあり、少し顔出しに抵抗のなくなった私は思った。

 

『自称モテない訳でないやつって結構たくさんいる。そいつらの顔面偏差値のバラつきは大きい。その中で「あ、リアルだわ」と思わせる説得力のようなものがほしい』

 

 自分で声に出してはなくても、心で思ってたりコイツよりはマシだろと思ってたり、実は自分はかなりイケてる部類なんでは?と思ってたりする人は沢山いるだろう。

 

そんな、いつもひっそりと内面に大切にしまっている気持ちが表に出てくる場がある。

ネットである。

 

毎度恋愛関連の記事やレスを見ながら私が喪女板やYahoo!知恵袋を見ながら思っているのが

 

「でもコイツどの程度の顔面で言ってんだよ」

 

 

顔の見えない、関わり合いになることがないネットの中だからこそ、見た目の説得力は現実世界よりも大きいと思われる。

 

 ブスと美女とふつうの線引きは黒から白へのグラデーション状になっている。

 

ブスを黒

美女を白

ふつうをグレーとする

 

 その中で、どこからがブスでどこからがふつうかは人によりけりだろうが、「極端に黒寄りのグレー」とか「もうほぼほぼ白だけど真っ白ではないからこれはグレー」とか、グレーの領域はとても広い。

 

私の指すグレーゾーンは、白と黒以外は全部当てはまる領域なのだ。

 

その中で「決して美人ではないけどモテなくはなさそうだ」という「あぁ、リアル」を明確に打ち出すことにより、読者を手っ取り早く納得させようとしていた。

 

非の打ちどころのない黒でも白でもなく、グレーゾーンにいる女だという事が分かると、私がこれから投下していく記事も何となく画面の向こうで自己処理しやすくなる気がする。

 

 だがやらない。

身バレが怖いからだ。

 

何という普通の理由だろうか。

だが、リアルな知り合いには男関係は色々とごまかしながら辻褄合わせしているので、身バレは絶対に避けねばならぬ。

 

これがグレーゾーンのリアルである。

 

でもな~!ホント、どの面下げて言ってんだよって思うんだよな~!

この面だよ!って出せたらなぁ~!

相手も「このクソブス!」とか、「まぁまぁ」とか思いやすいんだよな~!

 

ここで「なんだ美人じゃん」と思われる可能性も希望として捨てきれないが、書いたら叩かれるんだろうかとドキドキしてしまう自意識もなかなかのジレンマである。