アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

vsコンジローマ ①

もう良い年して悪さをするとこうなるという典型例である。

 

HNのブログでもやっぱり(性病にかかったとか恥ずかしくて言えんなぁ)と思っていたが、色々検索してみても闘病記的なものが見当たらないので、せっかくだし書こうじゃないか、新年だし!と思い至った。

 

さて、私が自身の性器の異変に気付いたのは11月半ば。

 

なんだか硬い、小さなできものが出来ている。

まぁその内消えるだろうと思って放置していたら、1週間ほどしてその場所を触ってみると増えている。

 

ニキビよりも小さく硬いできものだったので、私の経験則からは1週間程度で消えている予測だった。

 

しかし、増えている…

 

場所が場所なのもあるし、ピルを飲んだ記憶も強かったのでドキドキしながらネットで性病を調べる。

 

よしながふみの大奥で、レイプされて梅毒を移され、グチャグチャになって亡くなった描写があったせいで梅毒メッチャ怖いと震えながら調べた。

 

できものの感じと、思い当たるセックスの日にちから発症する期間を照らし合わせると、尖圭コンジローマが1番近い。

 

死に至るものではないとは言え、つい3年ほど前までは性病の危機とは全く無縁だった私のデリケートゾーンがこんなことになってしまうなんて…!

 

と、箱入り娘を何処の馬の骨とも分からぬ輩に傷つけられた親のような気持ちになりつつ(危機に晒したのは自分なのだが)同時に嫌な予感も過ぎる。

 

エイズとかになってたらどうしよう…。

 

実際性病にかかったと言うことは、まだ気付いていないだけでそういう危険をはらんでいる。

 

可能性は0ではない。

 

あらゆるサイトで照らし合わせたエイズに感染した場合の状態とは外れているとは言え、0じゃない。

 

正直、こんな不安に苛まれるなんて全く予想していなかった。

 

妊娠しなかった、セーフでは終わらない。

なんでキチンと避妊しなかったんだと責めたところで、全く危機感がなかったとしか言い訳ができない。

 

30でこんなダサい思いをすることになろうとは…とガッカリしつつ、とりあえず行きつけの婦人科に向かう。

 

電気メスで取るか、ベセルナクリームという薬で治すかどうする?とお医者さんに聞かれる。

 

電気メスは1万円程度で、1日で終わるが菌が奥まで残っていると再発をするとのこと。

 

クリームは完治まで大体3〜4ヶ月かかる。

感染している皮膚を壊死させる作用があり、奥までいる菌を殺すことができる。

しかし、そういった作用がある薬なので、1日起き、6〜10時間置いて、必ず石鹸で洗い流さなければならない。

 

放置してしまうとドンドン薬が浸透して痛くなるらしい。怖い。

 

その日は手持ちの関係で、とりあえず薬で治療を始めてみることになった。

 

まずは2週間。

1日置きに寝る前に薬を幹部に塗り、朝起きたらシャワーで洗い流す。

 

正直、クソ面倒くさい…。

 

だがいつまでもコンジローマを放置していると、ガンの可能性も出てくるらしい。

 

何より皮膚が変形していくのが怖い…。

そしてセックスできないのも辛い…。

あと人に言いづらい…。

薬を塗る日は友達と泊まりで会ったりもしたくないし…。不便でしかない。

 

でも、メスで手っ取り早く取っても再発の可能性があるし、薬で根気強く治すのが良い気がしている。

 

さて、2週間塗り続け、何となく小さくなったかも!

内側に散布していたコンジローマのなりかけみたいなのも消えてきたかも!と、先生と喜んでいたのだが

 

この年末年始も塗り続け、どれくらい改善してるかな〜♬とウキウキしながら病院に行ったら

 

今までできていなかった膣口のそばや、見落としていた奥まった部分がひどく繁殖しており、ガッカリな結果になってしまった。

 

やはり3.4ヶ月は見ようと、気長にやっていくことを念押しされ、治療は約2ヶ月目に突入した。

 

このベセルナクリームが中々お高いのである。

4週間分12包で大体4600円…

 

うう…この4600円があれば1回飲みに行っておつりがくる…

 

まぁ、無駄に前向きなことを言えば、コンジローマを抱えているおかげで誰ともセックスできない。今好きな人とまかり間違ってうっかりセフレとかになる心配もない!

 

この年で性病にかかったことで、自分のお金で何とか治療できる。

 

良かった!学生の頃じゃなくて!

親に言えないもんね!

 

と、空元気を出しては見るが、やはりヘコむものはヘコむ…。

 

ちなみにビビり倒して他の性病も検査したが、セーフだった。これだけは良かった。メッチャ怖いし、知らない間に誰かに移したりしたくないし。

 

というより、もう変な好奇心を出すのはやめよう。30だし…と、身につまされて思った病気だった。

 

とほほ…

 

またどこかで途中経過を書いていこうと思う。

経験値ドン底の喪女たちの何かの参考になれば、私のデリケートゾーンも報われるというものだ。