アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

色々混ぜすぎて味がしない

私の料理は味がしないと有名である。

 

有名とは家族の中でなのだが、とにかく味がしない。

 

あらゆる調味料を混ぜているのに味がしない。

多分何か超反応が起こって全てを打ち消しあっているのではないかと思われる。

 

ただ調味料が少なすぎるんじゃないの?!と思われがちだが、全くそんな事はないところも悲しい。

 

味はしないのに塩分はシッカリ取れてしまうのである。

 

この状況は、仕事場の私と、恋愛市場調査に出ていた頃の私に似ている。

 

新しい職場になり、周りの人々の質が明らかに変わった。

 

みんな何かまともなのである。

 

オフィスカジュアルの最高に地味ver.

 

幅広い年代の人々がいて、そこはかとなく漂う男の人に任せなよ感

 

女子校出で社会に出てからも女の世界でしか働いたことのない私は、正直面食らった。

 

まともな大企業に勤めている友達に、大きな組織での振る舞いや日常的なものの考え方、人付き合いのアドバイスをもらい、素直に実行していた。

 

個人プレイで仕事をしていた時の方が何倍も楽だったなぁ…なんで休憩時間中にまで気を使わなきゃなんないんだと思いながらも、自分の中に新しい要素を付け加えていった。

 

街コンなどでもそうである。

素のままの自分をそのまま出しても、何となく思ったような結果はでない。

 

試行錯誤し、経験の内から今までの自分とは少し違ったアピールの仕方だとか、考え方だとか

 

新しい要素を入れていった。

 

しかし、やっぱり向き不向きがあり、それを是としない自分がいるのは確かなのだ。

 

私は多少反感を買っても、自分らしく振舞う自分が好きだ。

 

迷惑をかけない限りは私の好きにしても良いじゃないか。

 

あらゆるタイプの人から満遍なくお声がけいただいても、結局自分が今の自分を好きじゃないからくたびれてしまう。

 

なら、コノ付け加えて来たものたちは無意味なんじゃないのか…?

 

段々自分が味気なくなって行くのは気付いていた。

 

今思えば味がなくなるようにしていたのだろう。

 

色々混ぜて美味しくなるなら良い。

 

だが、私は辛いんだか甘いんだか、とにかく味があったものを無いものにして来た。

 

こんな風に色々混ぜて、結局何の味もしないなら、何もしなければ良かった。

 

好きなようにすれば良かった。

 

味を失くしたところで、結局苦しむのなら、味があっても同じことだ。

どっちを取っても苦しいなら、最初から好きなように味付けしていけば良かったのだ。

 

他者が満足するように振る舞った結果、自分は何1つ満足出来なくなってしまった。

 

今は無味なのだから、これから味を足していくしかない。

 

だが、塩分過多になることは保証されている。