アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

自分勝手なセックスをする女

メリークリスマス!

 

今年も盛り上がりの割りに最も関係のないイベントだったメリークリスマス!!! 

 

セフレ君とのアレやコレやが最も盛り上がっていたのが去年の今頃の時期で

 

何ならすったもんだ直後よりも色んなことを鮮明に思い出したりする。

 

コレを記憶の美化というのかな?と感慨に耽ったりするが、2度と会うことがない人との苦い思い出なんだから

 

ソコソコ美化した方が今後の人生の励みにでもなるんじゃないかとすら思う。

 

 

美化というか、私は彼の小さなサインを全部見落とした来たのではないかと振り返っている。

 

自分があまりにもコミュニケーションに関して雑な生き物なので

 

言いたいことが有れば言え

主張しなかった奴に権利はない

 

と言うのがモットーである。

 

付き合うなら付き合う

セフレならセフレ

 

言ってくれれば私から彼に求めるモノは特になかったので、ソレに合わせるのに

 

 

常日頃思っていた。

 

私が彼に求めていたのは、主に酔って帰る日の寝床と、セックスとは如何なるものかを教えてもらうことだった気がする。

 

だがしかし、彼は乙女的な?ロマン的な?言わなくても気付いてよ的な?人だった。

 

やっぱりヤリ捨てようと思っていたのかも知れないが、間違いなく私が彼に対するよりもまともに私に対峙してくれていた気がする。

 

次の彼女との中継ぎに使われたのかも知れないが、果たしてそれだけだろうか?

 

彼に不義理を働いていたのは私なのではないだろうかと、最近になって考えている。

 

 

昨日はクリスマスだと言うのに、思い出したのは私がセックスの時に彼にどうしていたのかだった。

 

 

正直、私は何でも気持ち良いので多少モノが小さくても気にならない。

 

前戯の方が好きだし、何なら前戯に入る前のイチャイチャした攻防が好きだった。

 

でも自分から誘ったことはなかった。

 

泊まりに行って良い?とは聞くけれど、彼から手を出されない限りは自分からセックスに乗り気な雰囲気は出さなかった。

 

セフレが泊まりに来ると言っている時点でヤる気だろうとは思っているけれど

 

たまに、ただ2人で各々好きなことをして抱き合って寝るだけの日もあった。

 

「自分は性欲が強い」と豪語する彼が手を出してこないのだから、今日は気分じゃないのだろうと思っていたが

 

今思えば、彼は乙女思考な人だった。

 

もしかしたら襲われ待ちだったのかも知れない…

 

てか、私がムラムラしてるんだったら変な意地張らないで襲ってみれば良かった。

 

拒否られるリスクを毎度男性側が背負うのって、フェアじゃなかったな…。

 

それに、彼が離れていくのを少しでも惜しいと思うのならば、私からどこかで何かしらアクションを起こさなければならなかっただろう。

 

傷付けたかも知れないことを悔やむのなら、何かかける言葉があったんじゃないのかと思っている。

 

 

セックスの導入でなくとも、私は自分勝手だった。

 

私は当日急に思い付いて「今から行って良い?」「今日行って良い?」と言い出す女なので

 

彼の立場になって家の掃除をしなきゃいけなかったり、今日の夜の作業だったりが止められたりすると思うと

 

結構イヤかも知れない。

 

私は親しくする人には開けっぴろげなので、多少の家の散らかりはもう気にしないようになるのだが

 

変なところが完璧主義な彼はイヤだったかも知れない。

 

それでも、1度断ってから迎えに来てくれたことが何度もあった。

 

もうソコソコ関係が進んでいた時に時間と労力とガソリンを使って来てくれていたのだから、そんなに無下にされていたとも思えない。

 

 

最中、私は彼にどれくらい奉仕してあげただろうか。

 

手コキもフェラも苦手だった。

 

褒められると嬉しかったが、あんまり上手くいかなくてチンコが乾いて来ると

 

痛いんじゃないかとか、下手くそって思われてるんじゃないかとか気になり出して

 

スグに挿れて欲しいと頼んでいた。

 

絶対に10分ももっていない。

 

飽きちゃうからフェラは嫌いだとも言っていた。

 

ホントは好きなのだが、何となく自分がセフレにされているような被害者意識のようなモノが根底にあったと思う。

 

思い通りに奉仕する女だと思われたくない。

 

一方的に搾取されている訳じゃないと、自分から変な関係性に持って行ったくせに、彼を悪者にして良いようにしてしまった気がしている。

 

騎乗位もそうだ。

 

上手くできないから、腹の肉が気になるから、バカにされたくなくて

 

スグにヘバる

 

私はスゴくスゴく勝手なセックスをしていたと思う。

 

セックスは高度なコミュニケーションなのだと、今なら分かるのに

 

私は彼のことを何も考えていなかった。

 

確かに女側が突っ込まれるし、妊娠した時の体のリスクもあるだろうが

 

私が自ら中途半端な関係に収まったクセに、彼に搾取されていると思いたくないと

 

独りよがりな被害者意識で彼の色んなモノを踏みにじってしまった気がしている。

 

私が彼に使った時間やお金や気持ちと

彼が私の為に使ったそれは

 

天秤にかけられる物ではないのかも知れないけれど、果たして「お互い様だよ」と言える程に釣り合いが取れていたのだろうか。

 

 

クリスマスの前の週「当日は何してるの?」と聞いた彼の気持ちを全く私は考えていなかった。

 

当然彼はセフレと過ごす気はないだろうと思っていた私は、何も考えずに返信したことを思い出した。

 

 

当時の彼が私をそんなに想っていなければ良いな…と、今思っている自分も薄情なものだ。

 

私の今勝手に抱えている罪悪感を正当化したいが為に、あの時の彼が私を好きでなければ良いな、なんて思ってしまっている。

 

 

 

私は、彼が私を選ばなかったのは当然だし、私も自分が彼を選ばなかったのは正解だと思っている。

 

もっとヒドイ振り方をしてくれたら私は被害者ぶっていられるのだが

 

彼は「話がしたい」と言う割にグズグズする私をドライブに連れ出してくれ

 

この関係はお互い様だと言ってくれた。

 

彼の真意が分からないから、もしかしたらもっと酷いことを考えていたかも知れないが

 

私は自分の中で、この体験は彼に感謝することで昇華しようと思う。

 

ありがとう、ゴメンなさい。

幸せになってくださいと

伝えはしないが願いはする。

 

 

去年までは悔しさとか、一生結婚すんなとか、呪っていた自分が嘘のようだ。

 

褒めてやりたい!

 

ところで『自分勝手なセックス 女』で検索しても、自分勝手なセックスをする男の話しか最初の2ページまで出てこない。

 

あってもセックスに積極的な女に関する猥談のようなものしかなくて

 

私のような後悔を抱えている人ってあんまりいないのかなー

 

いても中々ヒットしないのかなーと思って

 

ちょっと寂しい気持ちである。

 

もし、次にお手合わせ願う人がいる時には、ちゃんとコミュニケーションをしようと心に決める2017年のクリスマスである。