アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

「どうせ」が増えると自分が嫌いになってくる

「どうせこの人は私のものにはならない」

「どうせこの時が過ぎれば彼女の元に帰っていく」

「どうせ期間限定の関係だ」

 

などなど

 

彼といると「どうせ」「どうせ」ばかりだった。

 

自己肯定感がすり減って、でも好きは募り、でも一緒にいる時間が長くなるにつれ、会う回数が増えるにつれて

 

「どうせ人の男なのに」が色濃くなっていく。

 

「どうせ」から「何で?」に変化していく。

 

「何で私がこんな思いをしなくちゃならない?」

「何で彼は私を手元に置いておく?」

 

その答えは彼しか持っていないのだが、予想できるものは全て絶望的な回答しかなく、その時点でもう続けることは無理だったのだ。

 

私の心が折れたらこの関係はお終いだった。

私が好きだから続いていた。

彼が私と一緒にいる理由なんて、都合の良さがなくなれば一つもない。

 

久しぶりに恋愛っぽいことをしている

それだけの価値だ。

 

彼には時間をかけて彼女と築いてきた家庭がある。

私は彼との家庭が欲しかった。

 

彼は法的な意味での家庭は望まない。

でも、実質の家庭は持っている。

 

それが羨ましくて羨ましくて仕方がなかった。

 

私は彼と家庭を築きたかった。

 

それは手に入らない。

彼女と同じものを提供していては、彼の時間も手に入らない。

 

ならば…と浮気相手に甘んじていたが、どう頑張ったって、私の手元には何も残らないじゃないか。

 

彼と純粋に楽しい時間を過ごせない。

「彼との家庭が欲しい」という下心がある段階で、上手くなんていきっこなかったのだ。

 

下心がある時点で、私は彼でなく私の目的を見ていた。

そんなの、楽しいわけがない。

 

「どうせ」を発したら、その先はない。

 

じゃあどうすれば終わらせずにいられるの?

なんて、前向きな未来を考える余裕もない。

 

終わらせたいのだ。

もう疲れてしまったのだ。

 

終わりは見えている。

彼は他の女の元へ帰っていく。

 

どうせ

みんな

そう

 

と、私は今、自分にどうせを投げ続けている。