私は幼稚園の頃からずーーーっと『誰かに選ばれたい。でも選ばれないから自分で選ぶ』と思いながら交友関係を構築してきたが
知人のおばちゃんはプライベートな話をする時、その登場人物を「私が選んだ人々」のニュアンスでもって話す。
求められちゃって困っちゃうアテクシ系の話し方をするおばちゃんなので
話半分で「ふぅん」と思いながら聞いているが
選ぶ側にもまた違う感覚があるのだなぁと思う。
こんな風に『私が選んでやったんだから光栄に思いなさい』くらいに思えたら人生楽しいんだろうな。
ちょっと滑稽だけど、人から滑稽だと思われた所で本人が気付いてなければそれで良いのだ。
選ばれる人って羨ましい。
黙ってても人が寄ってきて、あなたが欲しいあなたが欲しいと言う。
ハナイチモンメとかですごい欲しがられたい。
アレは本当に残酷な遊びだよなぁ。
選ぶ側といえば、私はネズミの嫁入りが大好きだった。
幼稚園の時に見たネズミの嫁入りのビデオが、結構壮大な感じで
ラスボスの壁さんと対峙するチュー助さんに、壁の中から主人公?の雌ネズミがエールを送るのだが
「私もあなたが好きよーーー!!」という雌ネズミの叫びに奮起したチュー助さんが、壁さんをかじって雌ネズミを助け(?)出すのだ。
いろんな男の元を渡り歩いて選んでは捨て選んでは捨てしたネズミの家族
それが出来ることがもう羨ましい
そして、最後は雌ネズミを渡すまいとする壁さん討伐を「私」という奮起材料を差し出して
壁さんよりもあなたが好きよ
そして救助されるという。
救助?
マジ、壁さん頼まれてネズミ嫁にしたのにこんな扱いってある?
結構私の恋愛感のベースってこのビデオにあると思う。
男の人は「あの人よりも好きよ」って言われると嬉しいはずと思ってしまう。
今思えば「ハ?」って感じなんだが
なんか振り返ると結構その戦法で敗れてきたなw
私から見てそんなに魅力的じゃないおばちゃんも、他の人から見たらスゴク魅力的かも知れんし。
でも、本当に欲しがられすぎて困っちゃう人はもっとガチで悩んでると思うんだけど…
良いけどね、本当。
人の感じ方なんかそれぞれだし。