アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

本当の私が置いてけぼりになる

最近はもっぱら「自分に正直に」と思って選択しているのだが

 

今私が思ってる自分は本当の私なのだろうか?という疑問がある。

 

今までの人生の中で鎧的に着込んできた攻撃性は、私が何とかやっていく為に必要だったし、相棒のような物だから愛おしい。

 

けれど、重い鎧を四六時中着ているのにくたびれてしまって、今が脱ぐタイミングなのだ。

 

相棒は思い出として大切にしつつ、鎧の中の私はどんな姿で、どんな服を着て行こうかなと言うところ。

 

しかし、30年近く鎧に合った武器や盾を選んできたので、他の物をどうやって選んだら良いかなぁと迷ってしまう。

 

今まで鎧を着ていたから平気だった苦手な人は、本当に嫌いな人になった。

 

ネガティブな会話にどろっとした気持ちになる。

 

白いワンピースに手で泥を塗られたような気持ちになる。

 

あぁ、嫌いだな。離れなきゃと思う。

 

まだ鎧の頃の血気盛んな気持ちはあるものの、か弱い乙女に戻らんと言うところなのでソロリソロリと逃げよう。

 

そう言うのは分かってきた気がするものの、まだハッキリ本当の私は見えてこない。

 

でも、誰かに定義付けられる私のキャラのような物がある。

 

あ、ヤダなと思う。

 

そうじゃないのに

今はそうじゃないのに

そんなのは私じゃないのに

 

嫌だな

 

でも、今否定したら空気悪くなるかな

会話止まって嫌な感じかな

わざわざ嫌われるのも面倒くさいな

これで議論とかになるのも面倒なんだよな、そんなにこの人と話したくないし

理解されようとも思わないし

 

とか考えている間に、知らない私像が一人歩きする。

 

本当の私を私が分かっていたらそんな悩みもないかも知れないけれど、まだ私の中でも本当の私が固まってないのに、人が勝手に作って勝手にレッテル張りをしてくる。

 

芸能人とか、きっとコレの酷いバージョンなんだろうなぁと思う。

 

それすらも凌駕する人がやっていく世界なんだろうけど、違うのに、違うのにって思ってても否定できないまま崇拝されたり罵られたりする。

 

自分じゃない自分が叩かれてるだけ

 

とも言えるけど、それはまだ自我に迷う人にとってはもどかしい分身みたいな存在で

 

演じろと外側から命じられているようなもので

 

色々なんやかやあって従ってたらいつの間にかソレになってしまう感じ。

 

ソレは自分じゃないけれど自分で

誰かのせいにも出来なくて

 

ソレを消すために死ぬんだろう。

 

分かんないけどね

私の経験したことから私が推察する、芸能人の死の話。