アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

発酵し、腐りゆく想い

さて、くずぴのいない生活に慣れてきたので、自分に空いた隙間に涙を流すのではなく、そろそろ新たな男に埋めてもらおうと久々にティンダーを開いてみた。

 

手っ取り早く可愛がってくれる人を探すのはコレがベストであろう。

マッチも早いし、メッセージのやり取りもスムーズだ。

 

なのだが、くずぴとやり取りしていたようなことをポッと出の彼らに送ろうとすると

「何か…何だかなぁ…」と尻込みしてしまう。

 

20年来ネットにかじりついてきた腐女子のくせに、私がオン友が出来ない理由は、直接会わない人にあまり誠意を出そうと思わないからだ。

 

いつだって切れてしまえる人に、親しみや支配欲を抱いたりしない。

というか興味がない。

 

直接関わっていたって何が嘘で何が本当かも分からないのに、機械を挟んだ繋がりに何も真実を求められない。

 

くずぴと私の間にあったものは、ベースこそ不自然な関係であったが、確かに2人で育んだ関係だった。

 

くずぴの抜けた穴をふさいで欲しいとくずぴと同じように他人に甘えようとしたのだが、ちょっと違った。

 

誰も君の代わりはいないとは思わないが、とりあえずネットで手早くくずぴの代わりは見つけられなそうだ。

 

難儀だ。

早く上書きしてしまいたいのに、なんて難儀なんだろう。