先々週から、ず~っとくずぴに謝りたいことがあったが、悩み続けていた。
過去の事ではないのだが、彼があらゆるプライドや自意識を投げうってくれたことに、私は感謝していたし、それにどう応えて良いか分からない自分に戸惑っていた。
そのことを謝りたかった。
だが、どうしても勇気が出なかった。
「また同じ関係に戻ってしまったら?」
「ただ気まぐれで声をかけてきただけだったら?」
「彼にとってはどうってことないことで、私1人が一喜一憂していたら?」
「関係を遮断したことを責められたら?今までの非礼を責められたら?」
「彼女と結婚するって言われたら?」
こんなの、耐えられるだろうか…。
これが他人軸だなぁと分かっているものの、やっぱり今はまだ怖いものは怖い。
じゃあ、私はどうしたい?と突き詰めてみると
「仲直りしたい。同じ関係になっちゃうかも知れないけど、くずぴと繋がっていたい」
「せめて謝りたい。もし私がくずぴと同じ立場だったら、絶対できないことだった。くずぴにとってその行為がどういう位置づけであれ、私は嬉しかったと伝えたい」
もしかしたら私が想像するところではない、全然違う答えが返ってくるかも知れないが、私はくずぴに感謝を伝えたかった。
2週間、悩みに悩んで、ついにくずぴのLINE IDで検索をかける。
久しぶりに見るアイコンに、胸がドキドキして潰れそうだった。
このドキドキはときめきではなく、不安と葛藤で頭がおかしくなりそうなドキドキだ。
金曜日、検索をして、止めた。
やめよう…こんなことして何になるんだ。
また傷付くだけだし、やめよう。
もう沢山だ。頑張っただろう。
土曜日、現実逃避。
サウナ―を目指し、サウナと水風呂を行き来する1日。
でも暑いのが苦手な私は、まったくサウナに居る時間を伸ばすことはできなかった。
ただ水風呂に入る度胸だけはついた。
日曜日、美味しい洋食屋さんに出会う。
グラタンが牛乳と小麦粉の味がしてすごく美味しかった。
そこで、何かが整ったのか「もう大丈夫」と思った。
もう、どう思われても良いし、どんな結果になっても構わないから、私が好きなようにしたら良いかなと思った。
この先なんて関係ないじゃないか
もしかしたら拒否されてるかも知れないし
気の済むようにやったら良いや
と、思い立ち、自分が好きな時間になるまで逡巡しながらも、ポッとLINEを送ってみた。
2時間経っても、6時間経っても返事はこない。
既読も付かない。
ずっと携帯を握っているような人だから、気付いたら見るだけ見てくれるんじゃないだろうか。
でも、もしかして未読スルーかも知れない、ブロックされてるのかも知れない。
どうしよう…
ホントにごめんねと伝えたいだけなんだけど、どうしよう…
と、思いつつ、とりあえず寝ることにした。
ココでとりあえず寝られるところが、私の成長だなぁ!と感心してしまった。
過去2回、決別を決めて拒否したときには泣いて泣いて寝るどころじゃなかったのに「まぁ仕方ないか」と寝ることが出来た。
とんでもない成長だ!
と、自分を褒めてあげているw
朝目を覚まして、携帯をみて、既読は付いていなかった。
もしかして未読スルーなのかも知れないけど、何となくブロックされちゃったのかもなぁと思った。
それも、深く傷つかない自分に関心した。
もし見てたらラッキーだし、見てないのなら好き勝手送っちゃお!
と思ってくずぴに今まで思っていたことを正直に書いて送ってみた。
(ブロックされてるから読まれないけど)
2000字近い感謝のお手紙がスゴク良い感じで
「あ~、コレを伝えられたらな」と、ちょっと残念な気持ちになった。
どうして私がこうなっちゃうのか、上手に話せたら、くずぴを傷つける回数は減ったのかも知れない。
そしてお手紙を書いていて判明したのだが、何だか変な話だが、私はくずぴに「愛されていない」と思い込む自分と「くずぴが私と離れる訳がない」と思い込んでいる自分がいたことに気が付いた。
まさかくずぴが私をブロックするはずがないと思っている自分がいた。
それは、私が彼を心から拒絶できないのと同じだろうと考えていたからだった。
どこまでも自分の鏡として彼を見ていたなぁと、しみじみしてしまった。
彼は彼、私は私を確立せねばならなかったな。
さて、まだ私の「申し訳なかったと伝える」という目的は全く果たされていないのだが、ブロックされていたことに安心してしまったのも事実だ。
一体どういう反応が返ってくるのか、もしくは返ってこないのか、正直ちょっと怖かった。
また、どうしたもんかな~とぼんやり考え続ける日々だ。
仲直り、できるだろうか。
そしてこの先はどうなるのだろうか。
正しい選択や、正解なんて分からないよなぁ。