アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

癒えていく傷に一抹の寂しさを覚える

くずぴと一切の関係を断ってひと月が経った。

毎日隙間なく応酬されていたメッセージは0。

 

「あ!コレ新しいの出たんだ。教えてあげたいな」

「私今日可愛い下着なんだよな、見て欲しいな」

「昨日コレ見てきたんだけど、感想言いたいな」

など

 

今まで何も考えずとも彼にポイっと話していたことを、一々「あぁ、ダメなんだった」と否定し続ける日々は続いている。

 

正直、ココまで自分の中にくずぴの居場所があると思わなくて、ちょっと引いている。

 

今日久しぶりにちゃんと近くで顔をみた。

彼は目も合わせなかったが、私はちょっと嬉しかった。

 

あ~、可愛いなぁ、大好きだなぁと思った。

 

でも、衝動的にメッセージを送りたくて涙ぐむことはなくなった。

今回は『自分で決めたこと』の効力が効いている。

 

何度も何度も「私はもう傷付きたくない」と反芻する。

くずぴの生活から彼女の存在は切り離せない。

どれだけくずぴ自身が私の前で彼女の話をしないようにしていても

 

バイバイする時間に

会う約束をする曜日に

着ているものに

 

全部全部、生活の中に彼女の存在がある。

 

それを感じ取る度に傷つく自分がいる。

 

どこに行くの?

誰と行くの?

何をするの?

それは誰のため?

 

そんな風に、いつも彼女の存在を嗅ぎ取ろうとする自分も辛かった。

傷付きたくないから、一切の情報を遮断するのだ。

 

私はどうしたいのか=もう傷付きたくない

 

彼と関わっている限りは、私が彼を好きでいる限りは、どちらがどう気を付けようと私の願いは叶わない。

 

彼がフリーにならない限りは叶わないが、フリーになることは多分ない。

彼女が変わろうとない。

彼は女がいないと生きていけないのだ。

 

髪を切った彼のことを、よしよしと撫でてやるのが私じゃないのが寂しい。

でも良いのだ。

私はもう、自分を甘やかして守るのだ。