アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

くずぴの手練手管を考察する

彼女が途切れたことがない上にちょいちょい浮気やワンナイト、やり逃げも何のそのと豪語するくずぴ。

 

とっても正直な感想を言うと、くずぴはイケメンではない。

でも、パーツは整っているし清潔感はある。

若干前髪長すぎ問題はあるのだが、ちゃんと美容室に行って短くすると青年っぽい。

頭がまぁるくなって可愛い。

 

年相応のカッコはしていない。

ズルズルしてる、何か。

フェミニンなカッコというのだろうか??

女子でも共有できそうな服を着ている。

 

くずぴは人畜無害に見える。

自意識過剰なので人見知りが激しいのだが、こちらが話せばキチンと答えてくれるし、慣れるとくずぴから雑談もしてくれる。

 

慣れない野良猫が懐いてきた感じ笑

 

くずぴは優しい。

こちらをよく観察している。

寒そうにしてると、冷房止めますか?

ゆず茶飲みますか?

 

ぼんやりしてると

疲れました?

 

イライラしてクッションで殴りかかっても

笑ってギャグにしてくれる

 

くずぴは思わせぶりだ。

ちょっとした移動の時、いつの間に隣にいる。

ミーティングの時も、いつの間に隣にいる。

毎日何かしら連絡をくれて、つい勘違いしてしまう。

 

多分、くずぴは種を蒔く。

私が恋愛のフィールドで獲物を銃で狙う狩猟民族だとすると、くずぴは農耕民族だ。

 

たくさんそうやって種を蒔いて、その中で発芽した、自分に気がありそうで自分のお眼鏡に叶うのを育て、摘み取る。

 

収穫して食べてみて、違うなぁとかイマイチだなぁとか、コレを食べ続けようとか決めるんだと思う。

 

くずぴは自分のことを「モテるとは思わない」と言うが、無意識で種を蒔いているからなのか、コレだ!という収穫がないからなのか。

 

私はいつも、森の中をウロウロして大きな獲物を狙う恋愛をしてきた。

私が種になって発芽して収穫されたのは初めてだったのだ。

 

パッと目に入って「好き!」ってなる人以外、好きになったことがなかった。

まさかハンターの私が種になってしまうとは…ちょっと癪である。

 

今まで「男の顔以外いったいドコを見たら良いんだ」と思っていたが、くずぴは初めて仲良くなって好きになった人だった。

 

ろくでなしだったんだけど、段々近づいていく過程は楽しかったし、恋愛でない部分でも繋がっていたいと思える異性は初めてだった。

 

くずぴを見かけると胸が痛むし、また一緒にいたいとも思うのだが

 

こうやってくずぴの記憶を掘り起こすだけでも幸せだから、しばらくは思い出語りばっかりになるかも知れない。

 

また遊びたいな…