アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

期待されていると思うから自分も期待しちゃう説

『期待されてる』と言うと良いコトっぽいのだが、私はいつも勝手に期待を背負って生きてきた気がする。

 

母の期待を汲み取りながら生きてきた。

期待に応えれば家の中は平和だ。

別に暴力があるとかそういったものではないのだが、母は若干ヒステリー気味な女性なので、一度怒るともう面倒くさかった。

 

姉妹の内1人が怒られると様々なことに難癖をつけられて、子供たちはおろか父まで怒られる笑

 

それがもう面倒で面倒で、なるべく母の機嫌を良く保つために振舞った。

それを私は「自己犠牲」と呼んだのだが、どうも誰にも伝わってなかったようだ。

 

母の言葉の奥に隠されたニーズを汲み取る

今のテンションを汲み取る

数手先を読んでケアをする

 

自分が怒られないためについた癖だが、結局はイヤイヤしているのだから「私は犠牲になっている!」という不満が伴う。

 

そして現在、私は人のニーズ…期待を汲み取ろうとするクセが付いてしまった。

 

「〇〇に行きたいな~」

「はぁ…〇〇だなぁ」

「あ、今日〇〇の日だ」

 

などなど

 

言葉の裏に隠された『期待』があるはずだと勘繰り、それを満たそうとしてしまう癖がある。

 

ただの世間話かも知れないのに「この人こうしたいのかな」「私にこうして欲しいのかな」と、相手が自分に何かを求めていると感じてしまう。

 

そして、それに応えようとしてしまう。

 

応えた結果、大して親しくない人との約束が増える。

お金がないのに予定が入る

行きたくない飲み会に行ってしまう

言いたくない自己否定や、おべっかが増える

 

心が疲れる。

 

何で私がこんなことを!?

もう、私はこんなにみんなの期待に応えてるのに、みんなは私の期待に応えてくれない!みんな嫌いだ!と爆発する。

 

私が人のケンカの土俵に上がってしまうのも同じことで

私に愚痴を言っている誰かがいるとする。

 

もう辞めたい…

もう辛い…

あの人と合わない

 

「この人、私に助けを求めてるのかな?よ~し、戦うぞ~!」

となり、単騎突撃となる…。

 

相手が求めてないかも知れないのに笑

何だか…私の人生とんだピエロである。

 

ただ、悪いことばかりじゃない。

ケンカでないところの「〇〇したいなぁ」「〇〇行きたいなぁ」系の期待は、本当に期待して発せられた言葉なら要望と合致してその人に好かれる。

期待はなくとも、それとなく話が盛り上がって、またその人の好感度が上がる。

 

私の伝家の宝刀でもあり、使い方を誤ると自分を疲弊させてしまう難儀な武器でもある。

 

私の怒りの源も、期待を汲み取ろうとしてしまうせいなんじゃないか?と今思いついた。

 

嫌いな上司の一言一句がムカつくのだが、深読みしすぎて気になってしまうのではないのか…?

 

「馬鹿にしやがって」とか「信用されてないんだ」とか思いながら拗ねているが、別にそんなつもりはく、ただただデリカシーがないだけなのかも知れない。

 

そっちの方がクソだけど…。

 

私を傷つけようとしてるんだろと期待してしまっていた。

危ない危ない。

 

くずぴのこともそうだ。

一挙手一投足が気になるし、先日ちょっとビックリした出来事があった。

 

「何考えてるんだ?」

「私にどうして欲しいんだ?」

「何を期待してるんだ?」

「こういう思考でこの行動に出てたらどうしよう、どう応えれば良いのだろう」

 

と、グルグルし過ぎてグルグル歩き回り、2キロ体重が減ったのだが、結論

「別にくずぴ、何も言ってなくね?」

というシンプルな場所に落ち着いた。

 

どう応えれば良いのだろうって、別にくずぴが何か決定的なことを言ったわけでもあるまいし

 

何と戦っていたんだ私は。

くずぴの虚像だ。

 

目の前のくずぴがこう言った、そして私はこう返した。

それだけで良いじゃないか。

 

切ない思いをさせたくないと思った人だけれど、彼が切ないと言ってないんだからそれ以上もそれ以下もない。

 

私は普通にしよう。

気まずいからメチャクチャくずぴを避けるけど、普通にしてればいいや笑

 

とんだピエロ人生だぜとは思うものの、この期待を察する力は何か良いことに使えそうだぞ~

 

と、希望に満ち溢れてきたピエロである。