アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

BLのCPに見る私の恋愛傾向反省文

果たして恋愛に「やり方」があるのかは分からないが、どこか他人事で、私に身近なものではなかった気がする。

 

つい3年前までは「よ~し!恋愛するぞ~!」と思ってするものだった。

 

私の中の恋愛とは何となく二次元的なもので、異性と人として触れ合ったり交流したりするものだと認識するのが遅すぎた。

 

それは友達とは少し違い、同性同士の利害とは違った価値観があった。(私は男友達がいないので、必然的に「友達」の対象は同性のみになる)

 

同性同士のコミュニケーションの何が楽かって、土俵が一緒だから価値観が一緒なのだ。

 

宝石をあげたら宝石が返ってくる。

リボンをもらったら相応のものを返す。

 

これは比喩だが、例えば出欠を代わりに出してくれたら別な授業では自分がそれを肩代わりする。

合コンでのファインプレーのお返しに、良い会合があったらその子を優先的に呼ぶ、

 

そのやり取りは好意の大きさで若干変わるのは男女共同じだが、女子間のやり取りはシビアだ。

 

そのギブ&テイクが貸し借りナシで心地よいが、その塩梅を見誤った時の失態感はかなり大きい。

 

ドライに見えるが、ちょっと参ってるから会いたいとか、真剣な相談がしたいとか思えるのはその点の価値観が合致している友達だ。

 

敬意があるから、自分もその友人に見合っていたいと思うから貸し借りナシの関係を望む。

 

ただ与えっぱなし、与えられっぱなしの間柄を私は友達とは呼ばない。

 

好きな人ともそんな関係でいたいのだが、中々上手くいかなかった。

 

たくさん上げたいし、もらった愛は倍にして返したい。

足りないと感じても欲しいと言えないし、足りないからといって離れたりはできない。

 

全く意識していない異性や友人相手だと「好き好き!」とされても「そうでしょう!もっと愛して良いのよ!」と堂々としているが

 

好きな人にコッチを見て「好き!」と言われると「いやいやいやいやマジかマジかちょっと待って」と

 

銀魂チックになってしまう。

 

そして「何が狙いだ…!?」と思ってしまう。

体か!?暇つぶしか!?金ならないぞ!

 

何か、とっても初心者だなぁ…。

 

最初は好きな人がどうせコッチを向くとは思ってないので、画面の向こうで乙女ゲーをしているようなものだ。

「好きって気づくかな~!」

「この選択肢で合ってるのかな~?」

「お!好感度上がってきたやんけ!」

 

と、ウキウキ好き好きするのだが、いざ振り向かれると心の準備が出来ていない。

ゲームは付き合い始めたら終わりなのだ。

付き合った後も続くのはバトルフレーズが残っているか、謎解きパートがあるかじゃないか。

 

うた☆プリだって付き合ってからの続編は出てるけど、何かしら課題や目標があってそれを2人で乗り越えて行くシナリオだ。

 

ただの日常が広がるようなことはない。

どうして良いか分からない。

 

次に、私の中の「恋愛とはこういう物だ」のベースは主にBLになる。

いかんせん私は2番手の報われない受けがデロデロに甘やかされる展開が好きで、何となくそれを模した恋愛をしてしまうような気がする。

 

私が天才に叶わない努力の2番手が好きなのは、多少の自己投影がある。

 

私はずっと、姉の2番手として生きてきたわけで

でも姉のことは大好きで、尊敬していて、どんな労力も時間も捧げて生きてきた。

 

そういう受けが好きなのだ。

むろちんとか、獄寺君とか、荒北とか吹雪くんとか

誰かに陶酔する2番手大好きだw

 

でも、自分が誰かに好かれる立ち位置になることは基本的に想像していなかった気がする。

 

誰かの1番になることは、想像したことがなかった。

 

自分の好意に誰かが応えてくれる準備ができていなくて、いつも私は好きな人が振り向いてくれた時に「え!?」となるのだ。

 

何だか書いていて納得してきたw

一方的に向けられる好きは、私には責任がない。

ありがとう!ありがとう!と受け取って、たまに投げキスでも返せば喜んでくれる。

 

でも、私から発した好きは、報われるようなものだと思っていなかった。

一方的に想うのは慣れていたけれど、1番好きな人から好きが返ってくるなんて思ってもみなかった。

 

ちなみに上にあげたお気に入りキャラのCPは

紫氷

山獄

新荒

染吹

である。

 

誰も陶酔している対象とは結ばれていない。

その、追いつきたいと思っている相手を想う受けの健気さを丸ごと愛してくれる攻めが好きだ。

獄寺くんはちょっと違うけど。

 

元彼も、セフレくんもくずぴも、もしかして私が思っている以上に私を想ってくれてたんじゃないかと最近思う。

 

でも、私が受け取る準備がなくて「何で…??」となってしまったせいで、ダメになった気がする。

 

そりゃそうだよなぁ

好意を渡してみたけど

「何でくれるの?何これ怖い。私があげた好きへのお返し?い、いいよ…どうして良いか分かんないもん。返す。えぇ…返品不可か…じゃあコッチに置いておこう…」

と、端に避けられ

 

避けられたなぁと思っていたらまた一方的に「好き~!」と好意を寄こし、返すとまた適当に片付け

 

受け取らないくせに「何だか愛されてない気がする…」とか言い出し急にブロックをかます始末だ。

 

「俺の好きはどうしたんだよ!?」と思うわなぁ…

そりゃ、何だかなぁとなるわなぁ…。

 

くずぴの場合は状況が状況なので私も自分を多目に見るが、それでも、こんなに離れ難い相手だったらもらった「好き」は大事にすれば良かった。

 

大事にされてないと思ったけど、おあいこじゃないか…。

 

だが希望はある!

私の中で唯一上記の法則に当てはまらないCPが食伊だ。

 

私の食伊はただほのぼのと、2人寄り添って生きている。

これだ…!私は伊作を目指せば良いんだ!

ただ留三郎に愛を与え続け、素直に受け取り、ありがとう嬉しい大好きとほほ笑む伊作を…!!!

 

でも私の中で伊作は大天使なんだが!?

ここから大天使を目指せるのか!?

前途多難だ。