アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

人と同じ悩みを持つ事で安心するのかも知れない

先日、用事があって実家に帰省した。

私の父母はもう定年退職をしていて、退職後も週3日ほど働いている。

互いに趣味の時間と仕事の時間を持って、それなりに充実しているのだと思っていた。

 

母はよく「パパは他人だから」とか「離婚しても良いと思ってる」と話しているが、母は人に頼られないと生きていけない人なので、まぁ言ってるわと思って気にしないでいた。

 

いざ別れることになったとしても、60過ぎの両親だ。

健康で生きていられるのはあと10年か20年か、好きにしたら良いだろうと考えていた。

 

そんな中、食後にダラダラブラタモリを見ていると、父が母に「旅行に行こうか」と言い出した。

 

何日か候補日を提案したが、全部何かしら予定をつけて断られてしまった。

母の断り方が思いの外冷たく、「あ〜結構ガチでイライラしてんだ」と、母の別れたい発言がリアルに思えた。

 

父と母はあまり相性が良いとは言えない。

他者への期待値が高く、自分の提案に全員が乗ってこないと不機嫌になって投げ出す母

基本的に無気力で自分おがしたいことしかしない、お願いされてお膳立てされればそれなりに快く動いてくれる父

 

娘たちは双方の動かし方をなんとなく理解しているのだが、父母はまだお互いに「言わなくても分かってよ!」という期待があるようだ。

 

何を今更そんなことで怒っているんだか…という部分が、年をとったことによってドンドン湧き上がってくるそうだ。

 

気楽な身分としては「あらあら」って感じだが、当の本人(母)には深刻な問題らしい。

 

でも、母の様子を見ているとよく聞く悩みをなぞっているようにも見える。

姉にも自分にも感じる、世間でよく特集されている悩みと同じだなぁと。

 

みんな同じこと考えてるんだなぁと思う。

それぞれのステージでそれぞれが、一般的な悩みを抱えている。

 

そう思うとあまり深刻にならなくても良いのかも知れないが、それじゃあちょっと寂しいかな。

 

自分だけの悩みだと、大事に抱えながらいた方が楽しいのかなぁ等

とりとめのないことをぼんやり思う休日である。