アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

口が切れるほどのベーコンエピを欲する

私はベーコンエピが好きなわけではないのだ。

硬くて噛みちぎれなくて、噛もうとすると口の中が切れるような猟奇的なベーコンエピを欲しているのだ。

 

 

ベーコンエピが何なのか分からない人はこういうパンだと思ってくれ。

ちなみに上の画像は私のアフィリエイトで一儲け計画で登録したアマゾンのリンクである。

私のブログでは全く商品を紹介する機会がない上に、やっとの思いで入れ込んでも全然クリックされないのでこんな風に忍ばせることにした。

 

とある駅ビルの中のベーコンエピは、それはそれは硬くて

まず噛み千切るのに野生児のようになる。

 

アシタカに干物肉を与えようとするサンのようになる。

 

そしてやっと口の中に入るサイズになって、では咀嚼しようとするとメチャメチャに硬い。高反発枕。元ネタはよゐこの濱口さんだった気がする。

 

口を閉じようとすると歯茎にささる。

柔らかい部分が傷つく。

それくらい硬い。

ベーコンは小さい。

おまけ程度だ。

 

だが、何度も咀嚼している内にベーコンの旨味と小麦の旨味が広がって、とても美味しいのである。

 

だが、行きつけのそのパン屋さんはつぶれてしまった。

駅中にあったから完全に油断していた。

きっと他のエキュート(東京にある駅ビル)にも入っているだろうと高を括っていたら、私はそのパン屋の名前を全く覚えていなかったのだ。

 

もう潰れたのは2,3年前になる。

グーグルマップで見ても分からず、もちろんエキュートのHPに行っても分からず。

 

硬いベーコンエピを作るパン屋の行方は、もう追えなくなっていた…。

 

そして更に私を絶望させる事実は、ベーコンエピのデフォルトがあの硬さだと思っていたら、全く違ったのだ。

 

お店によって様々なのだ。

 

硬くて粘り?弾力?もっちり感?があるのは共通なのだが、口が切れるほどに硬いものはあそこしかなかった。

 

今まで4種類くらい別なパン屋のベーコンエピを食べてみたが、どれもあの硬さには追い付けないし、中にはただもっちりしていて硬さすら満足に得られないものもあった。

 

さっくり噛み切れるような上品なものもあった。

でも、違うんだ…

私はベーコンエピに口の中をズタズタにされたいんだ。

いや、ズタズタにされることが目的なわけではないのだが、それくらい硬度があるエピが美味しいんだ…!!

 

他の店のベーコンエピを食べてがっかりしたくない気持ちと

あの頃のベーコンエピを探してみる試みと

あのベーコンエピに匹敵するものを見つけたい気持ちと…

 

様々な思惑が絡み合う私とベーコンエピの関係である。