アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

怒り中毒

世の人々は怒るのが好きだなと思う。

かく言う私も怒るのは好きだ。

 

イライラしたくない、人に攻撃したくないとは思うものの

イライラしてる時って何かすごいパワーが出てる気がするし

自分は正しい!お前は間違ってる!と息巻くのは気持ちが良い。

 

けれど、私のようにネガティブで自己肯定感が低い人間は途中で気づく。

「あ、もしかしてココって私が勘違いしてる…?」と…

 

平常時は100:0で相手が悪いのは通り魔とかそういう、一方的に面識のない相手にやられる時だ。

 

仕事の行き違いやプライベートでのいざこざも、大体がコミュニケーション不足から湧いてくる。

 

価値観の違いなんかもコミュニケーションしていれば、距離を取るところと寄り添えるところが分かってくるし。

 

昔ほど自分を盲信していないので、本当にカッとなって怒るのを止めたい。

しかし、戦の臭いを嗅ぎつけるとどーも…つい…

 

私は特に、雇用関係上で立場が上とされる人に噛み付くクセがすごい。

 

今落ち込んでいるのは、副業の雇い主とのコミュニケーション不足でリテイクが3回出てイライラしたのが発端なのだが

 

私は発注側も受ける側もやっているので「いやこの発注方法でソレを分かれっつーのは無茶な話だろ」とも思うし「なんで『怪しいな』と思ったのに確認しなかったんだ私は」とも思う。

 

どちらもあって良いのだが、私は雇用主の責任の方を重く見る。

なんでアンタの指示ミスなのに私が尻拭いしてやんなきゃならないワケ?

が強いのだ。

 

は〜もうヤダヤダ怒るのもメンドくせぇ(私の怒りの回避方法は逃亡が多い)

もうお金いらないから辞める好きにしてって言おうかな…

とポチポチぶちぎれ文を書いていたら

アッチから「ごめんね〜!ちゃんと4月分の報酬に入れるからゆっくり対応して!でも直してね!」という趣旨の内容が着て

あぁ…謝らせてしまった…

まぁ4月分に入るなら良いか…

私はまた短気で何かを失うところだった…あぶねー…

さんきゅーオンライン…

 

と、自己嫌悪に陥った結果めちゃくちゃ扁桃腺が腫れる上にドライマウスになって夜眠れなくて辛かった。

 

怒るのって、ガッとボルテージが上がった時は気持ち良いが、冷静になってくると自分の非も見えてくる。

 

それを認めたくない(恥ずかしいからじゃないのかしら)がために、トンチンカンなことを言っていてもがを突き通してくる人もいる。

 

そんな人にはなりたくないなぁとは思いつつ、じゃあ私のこの怒りの感情はどこへ行くんだろう…否定しなければならないのだろうか…と

 

怒りの置き所を思って悲しくなったりもする。

怒りは悲しみの2次感情とは言われるが、雑に扱われた時・傷つけられた時・尊厳を侵されたと思った時は怒って見せないといけないと思う。

 

いけないと思うって書いてる時点で私の固定観念なんだけど

 

セクハラとかもそうじゃん

関係が悪くならないように上手くいなせとか言ってるから相手が付け上がるんじゃん

 

それとこれとは話がまた違うんだけど…

セクハラとかは「怒るぞ」と思って怒れれば良いんだろうけど

怒ると言うより「威嚇」か、正しくは。

 

快感型の戦闘タイプの怒りが染み付いてるから、反射でぶわっと相手を罵倒したくなってしまうし、突発的に強い言葉が出ちゃう。

それも気持ち良い。

相手を汚い言葉で罵る自分が気持ち良い。

が、強い言葉を使えば使うほど自分の非に気が付いた時の自分からのカウンターがすごい。

 

愛染隊長もあまり強い言葉を使うと弱く見えるって言ってたし…

強者の言葉は違うぜ…

 

で、とりあえずその戦闘狂みたいな自分とのお付き合いは追い追い直していくとして

 

今回は私の言い分に良いところを見つけたので、長所として大事にしていきたいと思った。

 

私ならそんな言い方しない

私ならこの段階で気付く

私なら…と色々思ってしまうから相手を攻めたくなるのだが

 

それってつまり…私ってすごい親切な人なのでは…?

と、新たな思考が爆誕した。

 

私ならもっと懇切丁寧にやるってことだよな…。

しかも受ける側でも『この物言いは伝わってないかもな』って怪しめてるんだから、メッチャ察する力あんな。

 

「この人がこの質問してくるってことは、着眼点がAになっちゃってる。でもコチラとしてはBに重きを置いてるから、それを伝えなくちゃ」

 

みたいな能力は、もしかして私の長所なのでは?

 

今まで察する力で結構辛い思いをしてきたが、もしかしてスゴイ長所なのでは??

って、ちょっとテンションあがった。

 

怒り中毒を克服したいものだ。