アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

アリの観察をしている

マンションにアリが出た。

 

小さい黒い、ルリアリという種類らしいが、先週あたりメチャクチャ出て来たからびっくりして大家さんに連絡した。

 

3年住んでて初めてだったが、大家さんも通報を受けたのは初めてだったらしく、とりあえず殺虫剤だけ置いて行った。

 

業者とか呼ばないんかい!と思ったけど、シロアリじゃないから良いらしい。

住民としては良くないんだが!?

 

まぁ様子を見るかという事で、アリの出どころを床と壁の隙間だと突き止め、出口に1日1回殺虫剤を撒いていた。

 

すると、その日からほぼ出なくなり、2日に1匹見る程度に。

それはそれで怖い。

 

30〜50匹くらいいたし、私は角部屋だし、ベランダがある窓ではなく道路に面している方の壁から出て来るところを見ると、絶対壁の中に巣があるはずだ。

 

アリの撲滅を心に決めたものの、田舎育ちでアリとハチの観察が好きだった身としては少々心が痛む。

 

自然の中にいればアリが行列をなして食べ物を探しに出て来るなんて普通のことなのに…

とか考えてしまうが、やっぱり部屋の中に大量の生命がうごめいていると思うと怖いじゃないか。

人間って愚かな生き物だ。

 

で、ルリアリのような小さなアリは、顆粒の餌にはあまり食いつかないと聞いたので、吸蜜タイプらしい彼らが喜びそうな液状の罠を仕掛けてみた。

 

彼らの出入りが確認された場所に一晩置いてみたが、1匹もかからない。

二晩目も、1匹もかからない。

 

それどころか、ここ2日は床を歩くアリすら1匹もみてない。

おかしいなーと思っていた矢先、今朝掃除をしていたら発見した。

 

1匹出歩いているアリがいる。

 

お前どっから来たんだ??とジーーッとみていると、何と窓際のゆるんだネジの隙間へ帰っていくではないか。

 

そんなとこから出入りしてんのか!と関心しつつも、ベッドの近くだしある程度高さがあるところを行き来されるのめっちゃヤダな!と、事は若干イヤな方に動きつつあることを悟る。

 

しかしすごいな。床の方は1週間毒霧まかれたから、あそこの出口は使わないことにしたのか。賢いな。どうやって決めてんだろ。

 

仲間のフェロモンを辿りながら行列つくるらしいけど、ここ使えないよー!って言うフェロモンがあるってことだろうか。

 

で、その近くに毒餌を置いて3時間くらい経ったか

めっちゃおる…!

 

アリめっちゃおるがな…!!

 

ぞぞっとしつつも観察する。

5匹くらいは餌を吸っているが、1匹だけなんか小さい虫を運ぼうとしていた。

固そうなヤツ。

ルリアリこんなデカイのも食べるんじゃんと思いつつ、観察。

 

1匹では持って行けず、かといって誰か助けが来るわけでなく。

ウゴウゴ頑張っていたが、諦めたのか巣へ帰っていく。

 

しばらくすると、また戻って来たな〜と思ったら、そのアリはさっきのとは違ったみたいで

ひょいと1匹で虫を持ち上げてサササッと巣まで運んで行ってしまった。

 

ネジの間から出て来ているので、出入り口で詰まってたけど。

解体するでもなく、3匹くらい中から応援がきて頑張って引っ張っていたが、力づくでは骨が折れる作業だなぁ。

 

別な個体が運びに来ることもあんのか〜と関心していたが、すまない…お前たちは今一生懸命吸ってる毒餌で死んでしまうんだよ…って、悲しい気持ち。

 

アリとの戦いを記録している人が、軒並みこんな気持ちでアリを見ているのってほんわかした気持ちになるw

 

せっせと毒餌さを運ぶアリたち…

無心でみんなで頑張って巣の繁栄を望んでいるだけなのに…

って、思うよね…

 

そんで私の場合は死滅したアリが壁の中に残るのメッチャやだけど、仕方ないよね…

あと1年くらいで引っ越すし…

アリが中で死んでも多分異臭騒ぎとかにならないはずだから、自然の摂理と共に生きよう。

 

アリは壁で、私はタタラ場で…