アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

貧乳のパイズリほど虚しいものはないだろう

突然だが私は貧乳である。

 

「Dカップです♡」というと聞こえは良いが、Dの65(ホックをめいっぱい外側にしたもの)と聞くと、女性の皆さんは「それは…」と気付くのではないだろうか。

 

大事なのはアンダー。

もう一度言う

大事なのは、アンダーだ

 

アンダーとは、いわば肋骨の開き具合と言おうか。

つまりアンダーが広いと、それだけ胸が離れていると思って良い。

 

胸が離れていると言うことは、本来肋骨が近寄ったぶん近寄るハズの肉が平べったくなっていると言うことだ。

 

なので、寄せればあるが、めいっぱい寄せないとない、それがDの65(ホック外側)である。

 

ちなみに肩幅も広い。

肩幅が広いから胸が広がってるのか、肋骨が広いから肩幅が広いのか、何にせよイカツイと思ってもらって間違いない。

 

さながらガンダムである。

 

そんな私は、ピッタリしたタートルネックのニットが好きだ。

出来れば春夏秋冬着ていたいくらい好きだ。

 

最近気付いたのだが、これはもしかしたら小室ファミリーへの憧れなのかも知れない。

 

小室哲哉への想いはさておき、ガンダム体型なのに胸もないとなると寂しかろうと思ってブラで盛るのだが、胸があると余計デブって見えるというリスクがある。

 

だが、お腹は幸い常に力を入れているので凹んでいる。

 

あ、この人は肩幅ガンダムだけど胸はあるし、お腹は凹んでるから、きっとスタイルが良いのだろうと思ってくれ…!と誤魔化しているが、見える部分の肉を落としているだけで他はダルダルである。

 

そんな中、不意に出来てしまったセフレ君が問題となった。

 

関西弁ワンナイトは良い。

もう会わないから

そして彼との手合わせは一夜限りなので、とりあえず身を任せていたら終わった。

 

だが、セフレ君はそうもいかない。

週1、多いときは週3回くらい手合わせがある。

 

もちろんそうなると、毎度ただ寝転がってる訳にいかない。

 

なんか思い切った提案をしてくることが多いセフレ君。

 

これ元カノはどうしてたんだ!?このリクエストに応えてたの?!と、初心者の私はしばしば目を白黒させていた。

 

リクエストの一つがパイズリだった。

エロ漫画でよくあるやつだ!

BLだと乳首にちんこ擦り付けるやつか!?

 

やり方は分かるのだが、コレの何が楽しいのかはイマイチ分からない。

 

後で何が楽しいのかググったのだが、視覚から来るエロさとおっぱいに包まれているという事実が良いらしい。

 

それで良いのか…

やってる方はあまり楽しくないし、乳首に擦り付けられても「何だかなぁ?」って感じである。

 

エロいだろ?と言われると、何だかなぁ???気持ちは分かるよ??である。

 

いや、楽しそうにしてくれるならそれはそれで乳を差し出した甲斐があるもんなのだが、いかんせん私の胸は離れている。

 

寄せ集めるのが大変だし、寄せ集めた感がスゴイ。

 

セフレ君の感想が「やった、出来たじゃん!」だった時の『ホントだね!ヤッタネ!』みたいな気持ちが虚しい

 

やったぁってアンタ

結局早々に諦めたのだが、アレは中々気まずい時間だった。

 

すまない、君が今まで見ていたのは半分パットなんだ…!外側に逃げてる肉を持ってきていたんだ…!!と、無い胸を駆使して辛うじて挟んだものを、頑張って上下に擦った思い出である。

 

最終的に胸の間の骨で擦っていた気さえする。

 

それにしたって何回か手合わせした後なのだから、思ったよりないぞ?と気を遣って欲しいものである。

 

パイズリってのはもっと見るからに爆乳の人のみが許される伝家の宝刀じゃないのかよ!?

 

先に騙したのはこちらのようなものだが、全くもって遺憾な出来事であった。