アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

モテない男と関わるとロクなことがない

今夏、複数人の男性とご飯に行く機会を設け、アラサーと言えどご馳走になることが多かった。

 

もちろんその事に関してはとてもありがたく、そして申し訳なく思っているのだが

 

それでもこんな私と時間を共にしたいと

 

そして、その時間が楽しかったからご馳走してくれたのだろうと

 

仮に下心ありきであっても、苦労して働いて稼いだお金を出してもらう事に対して感謝を忘れたことはない。

 

だが、どんなに良くしてもらったとしても、その後その人との付き合いをどうして行こうかは私のジャッジである。

 

私がそういう職業の人ならば、いただいた報酬に対してそれなりの対価を払うのが筋だが

 

誘ってくれる男性に対して、私は客とサービスを与える者としてではなく

 

対等な一個人として会っており、何なら私は時間をその人に払っている訳だ。

 

私は時間と金なら時間の方が価値があると思っている。

 

アラサー女の時間なんてもうギリッギリもギリギリだから、1分1秒も無駄に出来ない。

 

30手前の女に金払ってやってんだからありがたく思え!とか思ってるなら、それは間違っている。

 

時間の価値観が合っていない。

 

私の残り少ない20代の1日を使った、という、私から見た事実を認識して頂きたい。

 

私は結婚願望もないし、子供が欲しいとも思ってはいないが、結婚の可能性を全く捨てている訳ではないし

 

年を重ねてきて若さを失う中で、自分の女としての価値がどうなって行くのか考えない訳ではない。

 

私本人が「年を取っても私は女でいるんだ!」と言ったところで、まだまだ世間の若さ礼賛は変わらないだろう。

 

それは、無意識で感じる恐怖である。

 

50近い方からお誘いを頂いたこともあったが、あなたは私が30手前だと言うことを認識しているのだろうか?と思う。

 

私の29歳の金曜の夜を、土日を、友達にもなれそうにない、付き合う可能性も結婚する可能性も皆無なあなたに使うことがどれだけリスキーなのか

 

自分はその年の女の時間を使える存在なのか、考えたことはあるか?

 

男性側がどう自己評価をしているかは知らないが、私には20代前半の若い女の子たちみたいに、色んな経験をして大人になって行く、沢山の時間が残されている訳ではないのだ。

 

おじさんにとっては、(自分と比べて)若い女の子とご飯食べて楽しく説教垂れて、ワンチャンあれば良いな〜くらいなのかも知れない。

 

そんなもんは、もっと世間を知らない若い女にやってくれ!

 

それなりの値段のご飯なら自分でも食べられるし、ダーツも興味なければバーも1人で行きつけの場所がある。

 

私は、29歳なんだよおじさん、と…

 

たかだか数千円払って袖にされたからって恨み節を聞かされるなんて、割に合わないぜ

 

と思ってしまう筆者である。

 

今まで恋愛から何かを学んできた人なら、フったりフられたり、傷つけたり傷つけられたりした経験から

 

自分が傷付かない方法や相手の出方を探る力があると思うのだ。

 

余程自信がなければ突然勝負をかけてきたりはしないし、自分が与えた恋慕の情の分だけ人が動かされるようなことはないと知っている。

 

そして、好意のギブ&テイクがマッチしている相手こそ自分の選ぶべき人だと学んでいる筈なのだ。

 

今までの人生でフられたことに対する恨みをぶつけられた事はあったが、言っても高校生や大学生の頃の話だ。

 

社会人になってお付き合いをお断りした事をあからさまに攻められたのが初めてで、ちょっと面喰らっている。

 

むしろ無駄な時間と金を吸い取られなかったことをありがたく思ってくれとすら思うが、世間では好意には報いるのが礼儀なのだろうか?

 

そんなこと言ったら世の中はカップルだらけになってしまうなぁ

 

そりゃ、袖にされた方は「金も出して気を使って優しくしてやったのに何なんだ!」と考える気持ちも分からないではないのだ。

 

下手に出てくれているのも分かる。

 

優しくしてくれてありがとうとも思うのだが、その行為と気遣いに対して私の時間と体と心のどれかをお返しすることは同じ線上の話ではない。

 

だから男性はベリーハードモードだなぁと思うのだ。

 

その憐れみが好意に変わるような、心優しい女性を探し出して欲しいと思うが、きっと今まで失敗し続けてきて、自分の尊厳を女から守る方法が攻撃しか無くなってしまったのだろう。

 

ウリはあるんだから、もっと自分を輝かせる市場を開拓すべきだな!

 

モテない男に幸あれ…