アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

元彼の結婚

ここ最近で一番ガツンときた事件である。

「この人のこと好きかな?」と疑問を抱きながら、でも一番長く付き合っていた元彼が結婚していた。

かなり前に笑

 

本人から数年ぶりにご報告をいただき

(何故このタイミングで…?別にいらねーしその報告)

と思いつつも、その日の午後の仕事は全く身が入らなかった。

 

彼のことが好きかどうかは今でも自信がない。

私の鋼のプライドが彼を好きだと思うことを拒んでいたことと、彼のしゃらくさい価値観を小バカにしていたことがあり、好きだったか?と聞かれると本当によく分からないのだ。

 

だが、秋になるといつも彼といた日々を思い出す。

まぁ、まともに付き合った記憶が彼しかないのだから、ひと肌恋しい時に思い出すのが彼しかいないのも当然だ。

 

つい「何だかんだ良い思い出だったな…大事にしてもらってたし。何でお返しできなかったんだろう私のバカバカ!」とか思ってしまうが、冷静に振り返れば別にそんなに大事にしてもらってなかったし、私たちは多分お互い「コイツのこと好きなのか?」と思いながら一緒にいた。

 

何なら塩対応を受けていた彼の方が冷静だっただろう。

 

 

惰性に惰性を重ねたカップルだったな。

 

そんな元彼が結婚した。

私と付き合うより前から、ずっと好きだった人だそうだ。

 

何だか「良かったね!」と思う気持ちは本物だが「私のことはそこまで好きじゃなかったよね」とか「やっぱ本当にご縁がなかったんだろうな」と、毎年思い出していた身としてはいささかショックなのだ。

 

だが、私が熱烈に来ていた頃の彼の気持ちに相応に応えていたら変わったのだろうか、と思ってしまうこともあるのだが、その時そうしなかったのだから、当時の私にとってはそれがベストだったのだろう。

 

あの時の合コンの彼を繋いでおけばとか

あの時ちょっとでも異性の潔癖症を克服できていたらとか

 

若かりし頃の後悔がポツポツ浮かぶ。

 

このショックが

・元彼が好きだったからなのか

・持ち駒として元彼を水面下で数えていたからショックなのか

・私も結婚したいという気持ちなのか

・元彼はきちんと恋愛できる人で、それに応えられなかった上に無下にしてきた自分の欠陥を憂うものなのか

なんだか色々ありすぎてよく分からない。

全部な気もするし、もっと深くに何かある気もする。

私は一体何に怯えていて、何が不安なんだろうか。

何だか漠然と、ショックだとしか言いようがない。

 

夏の出会い月間の在庫は、来年に持ち越す程のものでもなかったので一掃した。

もう年が変わる。

来年私は30歳になる。

 

30代は楽しいらしい。

今も楽しいのに、どうなってしまうのか。

 

早くこの恋愛至上主義から抜け出したい。

私にも何かあったらいいのに、仕事でも、趣味でも、恋愛でも、何か集大成が。