アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

浮気相手を強制終了する

今までの日記を見返すと、自分が何とかこの感情に抗おうとしている2ヶ月あまりの葛藤が見られて「頑張ったねぇ…」という気持ちでいっぱいである。

 

今回は本当に周りの人たちに支えられて、このしょうもない日々から一歩進めた気がする。

 

初めて自分のプライドや世間の目や、倫理観罪悪感を投げ打って「好き」を優先したい人に会えた。

 

実らなかったし、実ったら終わりな恋だったのだと思うのだが、人を好きになるとはこう言う事なのだと身をもって体験できた。

 

こんな思いはやっぱり若い内にしておくべきなのだと心底思う。

 

オーナーは泣きながらフラれた話をする私を抱きしめて「頑張ったね偉いね」と言ってくれた

 

その後現実の話もされた

 

姉には最初からグサグサと容赦なく現実的な話をされた。やっぱりいつも頼る先は姉なのだ。

 

友人達も、冷静な意見をくれるが「大崎がしたいようにしたら良い。でも今回は『骨は拾ってやる』じゃ済まなそうだから、本当は行って欲しくない」と言ってくれた。

 

彼に愛を注いで注いで、全部すり抜けていって、カラカラになった私には、いつも周りの人たちがまた愛を注いでくれる。

 

「彼の気持ちはもう決まってるんだから、後は大崎ちゃんが決めるだけなんだよ」と言ってくれた。

 

今まで、私は決められなかった。

彼から離れてくれないか

私は好きだから離れられない

察してくれないか

忘れてくれないかと願っていたが、私から離れて良いのだ。

 

私から止めて良いのだ。

プロポーズが失敗した時から、彼の方はもう決まっている。

 

後は私がどうするかしか、この関係にはなかった。

 

あぁ、もう好きじゃなくなって良いのかと、何だか憑き物が落ちたようで、沢山の約束をキャンセルして個人的な連絡ツールを絶った。

 

あぁ、もうLINEの通知を見て「彼じゃありませんように」と願う事もない。

 

彼女との写真を見て「この人の好きはウソだから、分かってるから大丈夫」と言い聞かせることもない。

 

その度に傷ついていたはずなのに、好きだから、それで良いと判断したのは自分だから、と誤魔化していた。

 

私のことを大切にしてくれる人が沢山いるのに、私はまた自分を大切にしなかった。

 

本当は、報われなくても良いから彼に気付いて欲しかった。

 

私が彼を想っている気持ちも、彼女が彼を想う気持ちも、家庭環境が良くなくても、どこかで親兄弟、出会ってきた人たちが少しでも彼を想っているという事実を知って欲しかった。

 

彼の本当の状況は知らない。

彼も「恵まれてると思われるかも知れないけど、他人から見るのと本人の感じることは違う」と言っていた。

 

私にとっては贅沢な状況も、彼にとっては違うのかも知れない。

 

私は愛されて育ったから、周りの人に愛されたから愛を受け止めることを知っているし、返すことも知っている。

 

それが幸せだと感じる。

 

私が勝手に彼は不幸なのかと思っているだけなのかも知れない。

 

余計な哀れみ、余計な心配、傲慢な考えなのかも知れない。

 

でも、私が彼を愛しく想う気持ちと、彼が私を好きだと言う重みは全く違うことだけは分かる。

 

空しかった。

 

知ってほしいことそのものが、贅沢だったのかも知れない。

 

返してくれなくて良いから、自分は愛されてるんだと、欠片だけでも知って欲しかった。

 

ある友人は「人が自分を分かってくれるとも思わないし、分かって欲しいとも思わない」と言っていたが

 

その子の愛を私は感じることができる。

その子だって、私のヘルプを敏感に感じ取って引っ張り上げてくれる。

 

それは、分かってるってことじゃないの?

 

あなたの愛に助けられているよ、と、沢山伝えたけど伝わっただろうか。

 

今、胸が潰れそうで寝ても寝ても気持ちがくたびれて立ち直れない。

 

けど、きっと大丈夫なのだ。

私はたくさんの人に愛されてることを知っている。