ggrksの時代が終わり、ググったらカスの時代に…。
会社は変われど長年オウンドメディアの作成に携わってきた身としては、悲しいばかりである。
私は商売人としての才能はない。
どちらかというと、表現者としての立場を取りながら仕事をしている。
「良いモノ」を作るのは、いつでもその先の人物を想定していなければならない。
そうすれば、きっと確かなファンがついてくる。
特に情報の発信に関しては、付け焼刃のSEO対策では一瞬の盛り上がりは見せてもGoogleのご機嫌に振り回されて、永遠にGoogleと追いかけっこをする羽目になる。
Googleは検索者により最適な情報を届けようとしているのだから、システムのアルゴリズムを解析するよりも自分が狙っているお客さんを分析し
相手は何が知りたいのか
どこまで知りたいのか
それに対して自社のサービスは何ができるのか
「あなたのお困りごとをウチの会社のサービスが解消しますよ」と伝える内容を提示するようにした方が、双方に有益だしGoogleに振り回されることがない。
コンテンツマーケティングの為のオウンドメディアは、『潜在的なお客さんを自社サービスに引っ張り込む』のが目的ではあるが
お客さんを引き込む手前でGoogleの方しか向いていないSEO対策ガチガチの記事を乱発したところで、「なんだ宣伝記事か。しかも知りたいこと全然書いてない」となるようなクソ記事ばかりでは何の意味もない。
私がモメ続けている上司は、根っからの商売人だと思う。
数字を追い、解析をし、正しく数字を攻略し伸ばし続ければ売り上げは伸びると信じている。
その考え方は、私にはないモノだし出来るものでもないので、純粋に会社に必要な力だと認めている。
けれど、私たちの商売の相手はGoogleではなく人間なのだ。
サービスを使ってほしい人間が相手なのだということを、いつか思い出してほしい。
そして、一緒に働いているのもまた、人間なのだと思い出してほしい。
自分自身も数値でしか見ていない人物なので、少し難しいかも知れないが、そんなことではGoogleやクックパッドから人々が離れて行ってしまったように、あなたの元からも人が離れていくよ…。
と、余計なお節介を考えている。