#わたしの推し米(ごめ)
米どころの米農家で育った私は、実は外食に行った時の米の良し悪しにはうるさい方だ。
まず東京の飲食店の米にはあまり期待できないでいる。
なんというか、粒が立っていない。
香りもしない。
噛んだ時に歯に弾力が帰ってこない。
お米が好きだから食べるけれど「あ、美味しいご飯だ!」と思うことは非常に稀である。
だから、ご飯が美味しいお店に当たると無意識にそこをリピートしてしまう。
お寿司屋さんでも、シャリの出来は様々。
やっぱりちょっと良いお寿司屋さんになると、美味しいご飯に当たる確率はダンゼン高い。
ラーメン屋さんや中華屋さんは当たり外れが大きい。
ラーメンのスープでおじやみたいにするので、最悪べちゃっとしてても良いのだが、やっぱり美味しいご飯はスープがかかっても一粒一粒が美味しいのだ。
ラーメン屋さんで美味しい半ライスに当たると、それはとっても幸せなお店である。
自分で炊いても、水加減で微妙に違う。
私のおすすめは、ちょっと少なめにして固めに炊く。
もちもちよりも若干パラっとした米の方が好き。
納豆によく合うし、冷えても美味しい。
母と姉はもちもちが好き。
父と私と妹はパラパラが好き。
無意識に、毎日思いを馳せる存在。
米。