アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

いなくなることでしか自分の価値が感じられない

私は家出をする子供だった。

私を失うことで両親は私の価値を再確認しろと思っていた。

 

死ぬということは思い浮かばないくらい普通に愛されていたけれど、時たま家出をしていた。

 

私の話を聞かなかったことを、私を失うことで後悔して悔い改め、これからは私を大事にするが良い!と思っていた。

 

疾走癖は今でも治らない。

 

三つ子の魂百までとはよく言ったもので、組織でも、プライベートでも、私は立ち行かなくなると疾走する。

 

一人で篭れるスペースがあるので、どうにも寂しい時にはそこにいるようにしている。

 

疾走するのは、私を差し置いて楽しそうにしてるミンナを見たくないからなんだろうなと気付いたり…。

 

でも迎えに来られても困るのだ。

結局外に出て行っても世界は変わっていないから。

 

親だってそうだった。

迎えに来てくれるだけありがたいのかも知れないけど、出たところで私が寂しい世界は変わらない。

 

それが分かっているから、きっと面倒で憂鬱でつまらないんだろうな…

 

ただ、仲間に入れてと言えば良いんだろうか。

 

ばあちゃんにはいつも「ちゃんと混ぜてと言いなさい、言えば受け入れてもらえるから」と教えられていたけれど、そこは私が楽しい空間じゃないんだもの。

 

入れて欲しいけど、私の要求が分かってもらえなかったら意味がない。

通らなかったらしたくない役割を演じないといけない。

 

小さい頃はどうしてたんだっけ…と、ぼんやりガーデニングイベントを眺めながら思い出している。

 

 

くずぴはいつも迎えに来てくれる。

 

でも、やっぱり私の要望は通らないから、要望を伝えることすら出来ないから、いなくなってしまいたい。

 

ああもう、捨ててくれれば良いのに。

追ってこなければ良いのに。

もう迎えに来てくれる事が苦しいに。

 

何もかもが面倒くさい。

 

この人が本当に私の彼氏だったらこうはならないんだろうか。

そうとも思えないけれど…

 

何もなかったことにならないかなぁ…

それが望みか?と言われると、私はいま自分が何を望んでるのかもよく分からない。

 

ただ放っておいて欲しい。

私は今きめっ子しているのだ。

 

あ〜、面倒くさいなぁ〜