アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

友達を1人失った話し

こんなタイトルだと何だかセンセーショナルな内容を期待されそうなのだが、全然そんなことはないので悪しからず。

 

その子は最初の会社で出会った同い年の友達だ。K子はかなーりズレた子ではあるが、しっかり者でいようと頑張る良い子である。

 

真面目すぎて頑固なところはあるが、いつも一生懸命で良い子なのだ。

 

前の会社の面々とは、今でも時々グループLINEで話をするくらい仲が良い。

 

遠くに嫁いだ人もいれば、仕事が代わり悩んでいる人もいれば、お互い知らない内に同じアイドルを追ってた…なんて事を報告し合う、昔と変わらず和やかな関係だ。

 

そんな中、K子と2人で会う機会があった。

久々に会った彼女は、ちょっとお腹が出たな〜くらいで何も変わっていなかった。

 

見た目も性格も話し方も考え方も、殆ど7年前と何も変わっていなかった。

 

私とK子はどちらも独身で、どちらも実家から自立していて、もちろん同い年で

 

あの頃何も違和感なく楽しく過ごしていたK子と何も変わらないのに、私は終始イライラしていた。

 

気の遣い方、要望の伝え方、今の目的、与えられた選択にどう応えるのか

 

コレが全く合致しない。

 

私のそれらのテンポと質が変わったのだと思った。

 

K子は何も悪くないし、もちろん私も何も悪くない。

 

ただ、環境が変わったのだなと思った。

互いを取り巻く環境や経験が、私たちの関係にフィットしなくなったのだな。

 

世間では結婚妊娠出産みたいな、人生のステージで女の友情は変わると言うけれど(私はコレは男性にも当てはまると思うからこの意見が大っ嫌いなのだが)

 

たまに会いたいなと思うくらいの好感度があった友人も、フィットしなくなる時が来るんだなと…ちょっと寂しい気持ちになった出来事だった。

 

私は「人も所詮は動物論者」なので、ずっと同じ他人と同じように付き合っていく事は稀なことだし

 

それができれば素晴らしいけれど、無理をしてまでする物ではないと思っている。

 

ダメだと思ったらフラッと離れて好きに森の中を生きれば良い。

 

そしてまた別な出会いがあったり、良い群れが見つかるかも知れない。

 

寂しいものがあるなとは思うが、自然な事だとも思う。

 

自然界がどうなってんのかは知らんけど