アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

婚活する前に一旦自分を見直したら良いと思う話

先日、婚活6年目の旧友と久しぶりに会った。

 

24歳からありとあらゆる出会いの場に赴いている彼女(ここでは仮にKとする)だが、去年ついに「本気の結婚相談所に登録する!」と宣言し、その後直接会ったのは初めてだった。

 

ただ私がいつもKに思っていたのは「コイツは本当に結婚する気があるのか?」という点だった。

 

若い頃は「おばあちゃんにひ孫を見せたい、安心させたい」という理由で婚活をしていた。

 

しかし、それはいとこがデキ婚したことによってKがやらなくても良くなった。(K談)

 

では止めるのか?というと、今度は「姉が結婚してしまって寂しいから婚活をする」ということだった。

 

婚活をする動機は何でも良いのだが、動機をつけないと結婚に踏み出せないということは、Kはあんまり結婚する気がないのではないか?と常々疑問視しているのだ。

 

そんなKだが、結婚相談所で初めてマッチングした方といざ面会、という日。

先方が時間になっても現れない。

 

確認してみると、相手が日にちを勘違いしていたらしい。

謝罪をもらって、じゃあ次はいつにしますか?と改めて約束を取り付けようとして、Kが空いている日にちを提案する。

 

それに対し、男性の方も自分の都合の良い日を提示してきたが、それがKが提案した日を全く無視した内容だったらしく、それを見てやる気がなくなってしまったのだそうだ。

 

K曰く「何で私が空いてる日出してるのにそこから選んでくれないの!?おかしいでしょ、会う気ないでしょ」とのことなのだが

 

まぁKの言い分も分からなくはない。

分からなくはないのだが、結婚相談所に登録している良い年の人に、都合の良いコミュニーケーションを求めてはいけないのではないだろうか。

 

K自身だって、相手の気持ちを測るのは尚早だ。

Kが「私はここが空いています」と言ったから、相手も何の気なしに「僕はここが空いてますよ」と送ってきたのかも知れない。

 

多少のコミュニーケーションの齟齬は、コミュニーケーションで埋めるしかないのではないだろうか。

 

そして、次にいくのかと思いきや心折れてただ月額会費だけ取られている幽霊会員になっている。

 

Kよ、キミ実はそんなに結婚する気ないのだろ…?

そう言いたい気持ちをぐっと堪えているものの「時間とお金が無駄になるから、早めに辞めるか次に行くかしたら良いんじゃないの?」とだけ伝えておいた。

 

お金は時間を買うためにあるし

無駄な時間を省くのは無駄な出費を省くことになる

 

今の状態はそのどちらも失っているし、30という年齢に恐れを抱くのであれば、早めに次の手を打つか別な方法や道を選んでみるのも良いのではないだろうか。

 

けれどどこにも行けないということは、Kはきっと迷っているのだろう。

多分世間体とか、自分の中の固定観念とか。

でも本心がナリを潜めてしまっているせいで、どっちに行って良いのか分からないんだろうなと思う。

 

Kよ、本当はどうなんだい…

気が進まないことはやる気が起きないんだからやらなくて良いんじゃないの?と言ってみるが、やる気は起こさないと起きないでしょ!と返される。

 

そうかなぁ〜

したい事は勝手にやる気出るけどな〜と思いつつ、Kを応援してあげたい気持ちもある。

 

でも、婚活で苦しんでいる人たちはやっぱり1回立ち止まってリフレッシュした方が良いんじゃないだろうか。

 

本心が本当は「お見合いじゃ結婚したくない」と思っているのかも知れない。

恋愛してみたいとか、こういうのが得意じゃないとかあるかも知れない。

 

もし仮に本心を無視したまま結婚できたとしても、その封印していた本心ってどこかで違う形で出てきてしまうのではないだろうか。

 

 

私はずっと、自分は本能に忠実な人間だと思ってきたが、実はみんな体の良い言葉で取り繕って私より本能に忠実だ。

 

 

なのだが、Kや他私の友人たちは体の良い言葉をマジで実現しようとしている。

そんなん、辛すぎるだろ…

 

その体の良い言葉は自分の本能を突き通すための大義名分であって、本当に実現させるものじゃないんだよと…

 

そんな体裁に付き合わなくて良いんだ、社会なんて1番あてにならないんだぞと教えてあげたい。

 

Kをはじめ、みんなに自分を大事にしてもらいたい。