アラサー元腐女子の奮闘記

恋愛奮闘記からただの奮闘記に。生きることそのものが戦い

童貞喰いのチャンスを逃す

こないだ2ヶ月とかに1回立ち寄るバーで、ある男の子に出会った。 

 

KAT-TUN田口淳之介に似てる、スーツが似合う結構イケメン。

 

面白い職人さんで、職人は未知の世界だな〜と興味津々の私は話し込んで1時過ぎまで居座ってしまった。

 

田口(仮)は現在絶賛片想い中で、話を聞く分には相手の女の子のタイプではなさそうだが脈はありそうだ。

 

「なんか違った」で捨てられそうな気もするけど、家まで送ってキスまでしたのに何もしないで引き上げたと聞いちゃねぇ

 

ヤイヤイ言っちゃうよねwww

 

で、初対面のシャレオツお姉さんと「既成事実はどうしたー!」「アルコール入ってない場で会え愚か者がー!」って茶々入れていたら深夜1時になった。

 

すっかり船漕いでる田口と、もう眠たい私は一緒に引き上げることにした。

 

「送って行きますよぉ〜」とヘロヘロの田口に言われるが、私より田口の方が危なそうだ。

 

「逆に送ってくから!」と無理やり腕を引っ張りながら、足元覚束ない田口と帰路に着いた。

 

道中、やたらとボディタッチが多い田口。

片想いの女子への想いを垂れ流しながらも、何かと触れてくる。

「コレは逆送り狼パターンか?」と思いながら進んでいると

 

「既成事実って言うけどなぁ、俺は女性経験ないんですよぉ!」と1人で若干キレていた。

 

それはまずいな。

片想い中の童貞の童貞もらっちゃいけない気がする。

 

経験がないから踏み出せない、だからもらってくれという話なら分からないでもないが

 

執拗に童貞アピールは「このままもらってくれ」のアピールなのか、手を出せなかった言い訳なのかは分からない。

 

バーに行きづらくなるのもイヤなので、その日は健全に送り届けて終わった。

 

コレは神様が「お前2番手じゃなくてええんか?お?手ごろなイケメン用意したで!」って試練なのかも知れない…。

 

神よ、私は誰かの大本命になると決めたのだ。

もうラクチンな2番手の恋はしないのだ。

 

ちょっとそろそろ誰かとシたいなと思わなくもないが、片想いの女がいる童貞くんを理性ガタガタな内に襲うのは良くないだろう。

 

また会えたら次は分からんと思いつつ、彼の片想いが成就すると良いなとも願う